弊社では最新の集客技術を開発後、自社で運営しているECサイトで検証して成果が上がった技術だけをお客様に提供しておりますが、ECサイトの成果検証を行う際にかかせないのがアナリティクスのeコマース機能です。
そこで、ECサイトを運営している方を対象にeコマース機能で売上を計測する方法を数回に渡って解説致します。
今回はeコマース機能とeコマース機能を利用するためのアナリティクスタグの設置方法にフォーカスをあてます。
タグの記述や設置方法を間違えるとデータが計測できませんので正確に作業して頂く必要があります。
当記事をご参考に設定して頂ければ幸いです。
eコマース機能とは
サイト(またはスマホアプリ)を通じてユーザが商品を購入した際の内容をアナリティクスで計測・表示できる機能です。
売上だけであれば、ECサイトの管理画面を見ればわかりますが、アナリティクスを用いて計測することにより売上データと参照元(メディア)、滞在時間等、通常のアナリティクスで計測できるデータを紐付けることができるので、より詳細にデータを解析することができるようになります。
アナリティクス上での設定方法
「アナリティクス設定」をクリックすると下記画面が表示されますので、「eコマースの設定」をクリックします。
「オフ」をクリックして「オン」にした後、拡張eコマースの設定をクリックします。
「オフ」をクリックして「オン」にした後、「送信」をクリックします。
設置方法とタグのサンプル
計測するサイトの「購入完了ページ以外」に通常のアナリティクスタグを設置します。
<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m) })
(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
ga('create', '/*トラッキングID*/', 'auto');
ga('send', 'pageview');
</script>
さらに、計測するサイトの「購入完了ページのみ」に下記のタグを設置します。
<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
ga('create', '/*トラッキングID*/', 'auto');
ga('require', 'ec');
ga('ec:addProduct', {
'id': '/*商品ID*/',
'name': '/*商品名/*',
'category': '/*大カテゴリー/中カテゴリー/小カテゴリー*/', //最大で5レベルまで区切ることができます
'brand': '/*商品のブランド名*/',
'variant': '/*バリエーション*/',
'price': '/*価格*/',
'quantity': /*数量*/ //他の項目と異なり'(シングルクォーテーション)で区切る必要はありません。 });
ga('ec:setAction', 'purchase', {
'id': '注文ID',
'affiliation': '',
'revenue': '/*合計支払金額*/',
'tax': '/*税*/',
'shipping': '/*送料*/',
'coupon': '/*クーポン*/'
});
ga('send', 'pageview');
</script>
※ /*と*/で囲まれた部分はご自身のデータに置き換えて下さい。
※ オレンジ色の部分はコメントですので削除して頂いてかまいません。
まとめ
今回はアナリティクス拡張eコマースのタグ設定をご説明させて頂きました。
次回は計測したデータの見方について解説していきますのでそれまでに本記事を参考に是非データを計測して見て下さい。
