ロンドン。”Martech”終了。
SkyScannerのサービス&組織急成長論から、Google、Adobe、Oracle、SalesForce等が考える、マーケツール業界の展望までバラエティ豊かな感じだった。
「MarTech」という言葉の定義通り、顧客に向かう「マーケティング」の視点と、技術を活用する「テクノロジー」の視点を融合させる考え方が、こっちでは一般レベルにまで定着しつつある感じ。
フォーラムでは、当然それらを組織レベルまで取り入れている企業が多くて、今回のプレゼンを俯瞰してると、企業のマーケティング・ディレクターレベルが何を考え、何に悩んでいるかが浮き彫りになった感じ。
かなり近い将来日本も同様の動きになるはず。(というか、もうなりつつある。)
デジタル技術の進展で、「顧客の属性や行動パターンをデータ化し、ここで得られる知見や仮説を基にして、顧客と自社との良好な関係性を創り、利益に結び付けていく動き」は、当然今後も進む。
各社から続々とリリースされるマーケティング ツールの登場で、一見、便利になりそうだけど、それらデータを元に、どのように判断するか、そもそもの判断基準はどう策定するか、また、判断できるメンバーをどのように教育するべきか。
ここがまさに問題になるはず。
うちの会社も去年から金融機関と組んで、企業ウェブ担当者の教育に動き出しているし、引き続きこの部分の重要性を強く感じた。
いやぁ、良かった。
海外カンファレンスはいつもと違う視点と、これはウェブ業界特有だけど、ちょっと先の未来が見れるから面白い。
あとは会場が寒くなければ満点だ。