ホームページ制作をする際に、SNSのロゴを使用する機会が増えているのではないでしょうか。
特に採用情報や会社のイベント等をFacebookやTwitterで情報を発信する会社も多くあります。
また、ECサイトでは、ソーシャルログインと言ってSNSのアカウント(「Facebook」や「Twitter」、「Yahoo!」、「LINE」等)で、自社のECサイトにログインができるサイトも増えています。
SNSのロゴを使用する際に、自分自身でロゴに過度に変更を加えたり加工をしてはいませんか?
それぞれ細かい規定がありますので、ロゴの利用規約を紹介します。
そもそもロゴの利用規約を守る必要があるのか
「よく見るSNSのロゴだから、ホームページのデザインに合うように色や形を変更しちゃえ!」と思いがちではないでしょうか。
確かに、SNSのロゴを使用したい時に、デザインの色味と合っていないなと感じることはあるのではないでしょうか。
しかしロゴは、企業や何かを象徴する代表の“顔”となります。
もし、自分がコンセプトからブランディングまで考え抜いて制作したロゴを意図しないように使われては、どう思いますでしょうか。
そうしたことから、利用規約は存在しています。守らなければ、アカウントの停止にまでなるので、利用規約を知っておく必要があります。
下記に、一部のSNSを禁止事項の“一部”を記載させていただきました。
Facebook のロゴ利用規約
参照:Facebookブランドリソースセンター
- 「f」ロゴの形をアニメーションで動かしたり、物体として作成したりしない
- 「f」ロゴをあたかも自社制作物の最も際立った特徴であるかのように表示しない
- デザイン、サイズ、色など、いかなる方法でも「f」ロゴに変更を加えない。技術的な制約により正しい色を使用できない場合は、白黒で使用する
instagram のロゴ利用規約
参照:instagramブランドリソースセンター
- 常に設定された比率を維持し、29×29ピクセルより小さいグリフを表示しないでください
- 再形成、回転は禁止
Twitter のロゴ利用規約
参照:Twitterブランドリソース
- ロゴと他のグラフィック素材との間に余白余白全体の幅はロゴの幅の150%以上
- ロゴの色には青または白のみ使用できます。ロゴは判読できる状態にし、形状は変更なし。例外として、モノクロ(白黒)印刷の場合のみ、Twitterによる事前の許可なくロゴを黒で表示できます
- ソーシャルアイコンのサイズは32px以上
- ロゴにアウトラインやデザイン、古いTwitterの使用、向き等変更を加えてはいけない
LINE のロゴ利用規約
参照:LINEアプリアイコンガイドライン
- 全てのロゴデータは、データを変形 ・加工せず、そのまま使用することを原則とします
- LINEが提供する全てのダウンロードデータは、データを変形・加工することはできません(変形、感覚・書体・色の変更、装飾、文中での使用)
- アイソレーション内には、他の要素を表示することを禁止しています。また、最小使用サイズ以下での使用は十分な可読性が確保できないため禁止しています
- 最大使用サイズ以上での使用は、ボタンとしての操作性や文字の十分な可読性が確保できない可能性があるため、禁止
- ソーシャルアイコンのサイズは20px以上
Yahoo!のログインボタン利用規約
参照:Yahoo! JAPAN IDログインボタン デザインガイドライン
- ご自身の管理するウェブサイトにのみ配置してください
- ボタン画像をゆがめたり、ボタン内に配置されている画像、文字を書き換えたりしないでください。ボタン画像のサイズ、見た目が変わるような変更は一切行わないでください
- ボタン画像とウェブサイト上の文言、画像などの要素の間には、最低25ピクセル以上の幅を確保してください
まとめ
Facebookやinstagram、Twitter、LINE、Yahoo!のロゴ利用規約の“一部”を抜粋させていただきました。
どのロゴも基本的には装飾や色味、形などができないことが分かります。
SNSでシェアされたり、ECサイトでアカウント作成しなくても済むソーシャルログインが増える可能性があります。
クライアントのアカウントが停止にならないように、ホームページ制作会社はルールを守って制作をしなければなりません。
また、利用規約は更新されることがありますので、確認しておくのも必要になります。
