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Google広告のスマートショッピング広告を活用して、売上が238%アップした事例

2020.03.17

リスティング広告の運用スタイルは、ここ数年間で大きく変わりました。

それはGoogleやYahoo!の「機械学習」による運用が主流になってきているからです。

 

例えば、広告文やクリエイティブを何パターンか入稿しておけば、あとはユーザーに応じて自動でカスタマイズされる「レスポンシブディスプレイ広告」、入札単価をシステムに任せる「自動入札戦略」など、これまで運用者が決めていたものが機械に任せられるようになり、しかも自分で学習する、という具合です。

 

今回は、「スマートショッピング広告」という機械学習が導入されたメニューの一つについて解説。配信した結果、売上が238%アップした事例をご紹介します。

スマートショッピング広告とは

簡単に言いますと、機械学習による高度な最適化が行われるショッピング広告です。

ちなみにショッピング広告とは、Google検索エンジンの検索結果に表示される以下のような広告です。


ショッピング広告は、商品画像と価格等が表示されるため、一般に検索連動型広告と比べるとパフォーマンスが高い傾向にあります。

ECサイトではなるべく実施した方が良いメニューですね。

そして、スマートショッピング広告のメリットを大きくまとめると以下2点です。

メリット

  1. 機械学習により入札や配信先が自動化され、パフォーマンスが向上する
  2. YouTubeやGmailなどGoogleネットワークにも配信され、集客力が高い

→動的リマーケティングの特徴も兼ね備えられる!

②について補足ですが、なんとスマートショッピングの配信先はGoogleのネットワーク全体になります。

その際に表示される広告内容は、ユーザーが過去に閲覧したことのある商品の画像と価格、つまり動的リマーケティングの特徴を兼ね備えた広告なのです。

要件

スマートショッピング広告を活用するにあたって、以下の要件を満たす必要があります。

  1. 注文や購入ごとに値を割り当てるよう事前にコンバージョントラッキングを設定しておく必要がある
  2. 既存のショッピングキャンペーンで過去45日間に20件以上のコンバージョンを獲得している
  3. ウェブサイトにグローバルサイトタグを追加して、100 人以上のアクティブユーザーを含むリマーケティングリストをアカウントに関連付ける必要がある
  4. ショッピングキャンペーンの要件を満たし、ショッピング広告のポリシーに準拠している

→広告管理画面上でコンバージョン値(売上金額)が確認できるよう設定されており(①)、そこそこのコンバージョン規模があり(②)、リマーケティングリストを活用しており(③)、ポリシーに準拠している(④)、ということですね。

 参考:Google 広告ヘルプ ショッピングキャンペーンの要件
 参考:Google Merchant Center ヘルプ ショッピング広告のポリシー

掲載先

  1.  Google検索ネットワーク
  2. Googleディスプレイネットワーク
  3. YouTubeやGmailなどのGoogleネットワーク全体

これまでのショッピング広告は①のみだったのに加え、動的リマーケティングの機能を兼ね備え②や③にも出るようになった、という事ですね。

設定方法

設定方法はショッピング広告と同様ですが、最初のキャンペーン作成の部分だけ注意です。

「キャンペーンのサブタイプ」の選択で、「スマートショッピング キャンペーン」にチェックを入れてください。

入札戦略ですが、機械学習を導入する上では自動入札戦略「コンバージョン値の最大化」あるいは「目標広告費用対効果(ROAS)」がオススメの設定になります。

 

→他の入札戦略を試したことが無いので強くは言えませんが、スマートショッピング広告との相性が良いのがコンバージョン値を用いた入札戦略とのGoogleさんの回答です。

商品単価が異なるECサイトでは、同じ1コンバージョンでも価値が異なることが多いため、単純なコンバージョン数やCPAではなく、コンバージョン値を参照して学習させた方が精度が高くなりやすいのだと思われます。

配信事例

ここからは、弊社にてスマートショッピング広告を配信した事例を紹介していきます。

まず、従来のショッピング広告を配信している場合は停止し、スマートショッピング広告一本にするというのがGoogleの推奨になります。

ですがあくまで推奨なので、試しに通常のショッピング広告をそのまま続け、新しいスマートショッピングキャンペーンを追加し、キャンペーン同士のABテストという形で配信してみました。

 

尚、入札戦略は、

「従来のショッピング広告」・・・個別クリック単価

「スマートショッピング広告」・・・コンバージョン値の最大化

にしております。結果は以下のようになりました。

 

スマートショッピング配信前42日間

  IMP クリック CTR CPC 広告費 CV CVR CPA CV値 ROAS
従来のショッピング広告 1,183,422
6,501
0.55%
¥30
¥197,165
39.23
0.60%
¥5,026
¥779,123
スマートショッピング広告
合計 1,183,422
6,501
0.55%
¥30
¥197,165
39.23
0.60%
¥5,026
¥779,123

スマートショッピング配信後42日間

  IMP クリック CTR CPC 広告費 CV CVR CPA CV値 ROAS
従来のショッピング広告
175,950
581 0.33% ¥24 ¥14,063 4.99
0.86%
¥2,819
¥83,116 591%
スマートショッピング広告 2,675,304 17,464 0.65% ¥29
¥498,663
113.45
0.65%
¥4,395
¥2,551,757
512%
合計 2,851,254 18,045
0.63%
¥28
¥512,726
118.44
0.66%
¥4,329
¥2,634,873
514%

季節要因もあるかもしれませんが、それを考慮してもかなりのパフォーマンスの変化が確認できました。

分かった事・考察

そもそもの配信量(表示回数)が約140%増加

→恐らく、Googleのネットワークへの掲載先が増えたことによるものだと思われます。

 

集客効率(CPC)はほぼ一定

→手動で入札をしていた時と、ほぼCPCがブレないという結果になりました。ここまで変化が無のが不思議でしたが、従来のショッピング広告のデータも参照していたのかなと想像しています。

 

合計の売上が238%増加、ROAS119%pt改善

→コンバージョン値の最大化にした結果、表で言う「CV値」を最大化するよう動くので、多少CPAやROASは落ちるのかと予想していましたが、予想に反して改善しました。

CV値を最大化した結果、ROASが改善する、という因果関係なのかなと考えられます。

 

その他、従来のショッピング広告をこのまま配信する必要性があるのかについて。

ボリュームがかなり減ったとは言え、CPAやROAS等を見るとスマートショッピング広告よりも良いため、敢えてこのままでも良いかなと思いますが、一般にデータ分散は良くないため、スマートショッピング広告だけに一本化してしまうのはアリかなと思いました。

注意点としては、機械学習のためにある程度のデータ蓄積は必要のため、最低でも2週間は見守ることです。

まとめ

導入までに色々と要件はありますが、現状の広告パフォーマンスをさらに向上させたいという場合の選択肢の一つとしてスマートショッピング広告は有効そうです。

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