GWで旅行やショッピングに出かけた方も多いと思います。特に最近は観光地限定、店舗限定というサービスや商品も増え、その場で買うかどうか迷って諦めてしまうことあるでしょう。
インターネットの世界でも同様の状況は存在します。今回は、そのように迷って諦めてしまったお客様にリスティング広告を使い、お客様にもう一度アプローチする方法を紹介します。
それはYahoo!プロモーション広告の「サイトリターゲティング」とGoogle Awordsの「リマーケティング」を使うことで解決できます。
Yahoo!とGoogleで呼び名は異なりますが同様の機能です。
※言葉の混同を避けるためYahoo!プロモーション広告の「サイトリターゲティング」で解説します。
サイトリターゲティング広告
サイトリターゲティングとは、広告や口コミなどを聞きサイトに訪れたことのあるお客様を追いかける広告のことです。
その仕組みはサイト内にリターゲティングタグというお客様の訪問日時を記録する為のタグを設置しておくことで、いつ訪問したかを記録できます。
要するにリターゲティングタグが玄関マットようなもので、建物に入る時に玄関マットを踏んだ回数を訪問回数として計測する仕組みです。
サイトリターゲティング広告の使い方
サイトリターゲティング広告の魅力は、興味を持ってサイトに訪れたお客様に対してもう一度アプローチできること。つまり購買意向の強いお客様に再度広告を出せるということです。
またサイトを訪問してから一定期間だけ配信することもできるので、購買意向の強い状態のお客様だけに配信することも可能です。
例えば、一ヶ月後の旅行に行く前に新しい靴を購入しようしているお客様がいるとします。
まずお客様は、検索したり商品の写った広告などを見て自社のサイト含め色んなサイトを訪問し、靴のデザインや値段などの情報を集めてから購入しようと考えます。
その時点では情報を集めている状態なので余程気に入ったものがなければ購入までに至らないでしょう。ただ自社の広告が目に止まり興味を抱いている事実に変わりはありません。
そんな購買意向の強い状態にアプローチできるサイトリターゲティング広告は大変有効です。
更に設定次第でお客様の悩む期間に合わせて広告文を変更して配信できるので、購買意向を弱まりかけているお客様にも有効です。
サイトリターゲティング広告の設定方法
サイトリターゲティング広告はYDNを使用します。
※スポンサードサーチでは設定できないので注意しましょう。
サイトリターゲティング広告を配信するには広告設定の他にも2つの準備が必要になります。
サイトリターゲティングタグをサイトのページ全てに設置
タグ取得方法
ツールタブからターゲットリスト管理を選択します。
タグ表示をクリックしてタグを取得します。
取得したタグをサイト内の全ページのbodyタグの直前に設置します。
サイト訪問者を何日間のあいだ追いかけるのかを決定し、訪問期間ごとにリスト分け
(例:訪問後1日間リスト、訪問後7日間リスト、訪問後30日間リスト…)
この2つの準備をしておけば、サイトリターゲティング広告を配信する環境が整います。その後に作成した期間ごとの広告グループと入札単価の設定をして完成です。
弊社では、訪問期間ごとにリストを作成した後、さらに購買に至ったお客様のリストも作成します。
それは、この2つのリストを組み合わせて配信する方法を使い購買に至っていないお客様のみにアプローチしていくためです。
このように訪問期間を分けるだけでなく、購入しているか、いないか等のリストにして組み合わせることもできます。
参考:Google広告のリマーケティング設定2ステップと効果を上げる3つのコツ
参考:ECサイトにおいてリマーケティングで成約率を劇的に上げるターゲティングの方法
最後に
サイトリターゲティングは、単なるお客様を追いかけるだけの広告ではありません。
お客様の心理に添ってアプローチすれば振り向いてまた興味を持ってサイトを訪れてもらえるチャンスを生む広告だということを覚えておきましょう。
