リスティング広告の入稿、設定には思った以上に時間が掛かるものです。
管理画面上でも入稿作業が行えるのですが、何百件あるいは何千件も存在するデータを1つずつ手作業で入稿していたのでは時間がどれだけあっても足りません。
そこで、「キャンペーンエディター」を活用して広告の入稿・設定を行っておりますが、1つだけ問題点があります。
それはYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)にはエディターが使えないということです。
しかし、エディターが無くとも、このYDNの入稿を効率的に行う方法が存在します。今回はYDNの効率的な入稿方法についてご紹介します。
YDNではCSVを使おう
YDNではエディターが使えませんが、CSVを使いデータをインポートすることが出来ます。キャンペーンも、広告グループも、広告も、そしてターゲティングも、CSVで自在に設定できます。
CSVのテンプレートはYahoo!マーケティングソリューションヘルプのページにて紹介されています。https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?p=1377
また、すでに広告を作成されているのであれば、管理画面の「ダウンロード」ボタンをクリックし、「全キャンペーンのダウンロードファイルを作成(広告グループ・広告含む)」を選択すれば、入っているデータのCSVに変換されてダウンロードできます。
コピー&ペーストを駆使しよう
CSVのテンプレートをダウンロードしましたら、追加あるいは編集したい項目を書き加える作業が始まります。
YDNの広告は「キャンペーン」「広告グループ」「広告」「ターゲティング」の4要素から構成されています。
実際に表示させる「広告」、その広告を表示させるための条件を指定する「ターゲティング」、そして「広告」と「ターゲティング」のユニットが「広告グループ」であり、YDNでの入稿とは、この「広告グループ」を作成することが入稿作業で必須となります。
CSVデータは一見すると煩雑そうですが、記入する項目は規則性がありますので、一度入力が完了すれば、あとはそれをコピーして貼り付け、変更したい項目(例えば広告グループ名や入札価格、ターゲティング、広告文など)を書き換えれば効率的に行えます。
3.CSVを使うことにより作業時間を1/3軽減することが出来る
実際に管理画面で広告グループを作成した場合と、CSVを使って広告グループを作成した場合とでは、どれだけ所要時間が違うのか、測定してみました。
管理画面で広告グループを作成する場合はおよそ3分掛かりました。
CSVで1つの広告グループを入力する時間はおよそ1分でした。
仮に20件の広告グループを作成する場合、管理画面上で1つずつ作成していけは1時間掛かりますが、CSVを使うと20分で済むことになります。
CSVを使うことにより、作業時間が1/3短縮することが可能なのです。
このインパクトは相当大きいですよね。
YDNの運用にはExcelを使いこなしてCSVを編集するスキルによって大きな差が出てきます。
今回はCSVを使用したYDNの入稿作業の概要をご説明しましたが、次回は実際にExcelの計算式を駆使して効率的な入稿作業を行うマニュアルを公開しますので楽しみにしてください。
