PPCやSEO等のインターネットを用いた集客は通販等の商圏の広いビジネスに向いていますので、個人商店等の商圏が狭いビジネスの集客には無駄が出やすいと思われるかもしれません。
PPC広告には地域ターゲティングという特定のエリアに絞って広告を配信する機能があり、リスティングであれば検索キーワード、ディスプレイであれは他のターゲティング方法と併用して効率よく見込み客にアプローチすることができます。
そこで、今回はローカルビジネスを営まれている方やPPC広告運用初心者の方に向けて地域ターゲティング機能を使用してPPCでローカルビジネスの集客に成功した事例を御紹介致します。
PPC広告の地域ターゲティング機能
Yahoo!プロモーション広告とGoogleアドワーズで設定できる範囲に少し違いがあるので、分けて解説致します。
Yahoo!リスティングの地域ターゲティング
Yahoo!プロモーション広告の地域ターゲティングはこのように都道府県別に設定できます。
また渋谷区とか江戸川区など地区単位で設定する事が可能です。
Googleアドワーズの地域ターゲティング
Googleアドワーズの地域ターゲティングは都道府県別に加え、地図上で中心地から半径○○メートルという範囲で設定が可能なため、飲食店や食料品のデリバリー等をおこなっているお店に効果的な地域ターゲティングが可能です。
地域ターゲティング機能の注意点
地域ターゲティングを設定した場合においても「ターゲティング外の地域へ広告が配信されるケースがあります。
地域ターゲティングは「地域ターゲティングした地域からユーザーが検索した場合、もしくはその地域に関する情報を検索した場合」に配信される仕組みになっています。
東京都のみを地域ターゲティングした場合、東京都内で検索をしたユーザーに加え、北海道から「東京 +○○」というように検索した場合にも広告が表示されます。
この仕組みはデフォルトで設定されており、キャンペーンの地域ターゲティング設定の箇所で「ユーザーの所在地のみに配信する」、「その地域に関する検索のみに配信する」というように設定変更ができます。
地域ターゲティングを設定した地域にのみ広告を配信したい場合は、ターゲティングする地域を選んでそのままにせず、「ユーザーの所在地のみに配信する」に設定を変更する必要があります。
Yahoo!プロモーション広告、Googleアドワーズの地域ターゲティングの違いを理解することで無駄なクリックを抑え、費用対効果を高めることができます。
PPC広告でローカルビジネスの集客に成功した事例
東京都内で学生をメインのターゲットユーザーとした資格取得の学校を運営しておられるクライアントがいらっしゃいます。
弊社が運用に携わるまではクライアントが自身で運用され「東京都内」を地域ターゲティングして広告を配信していましたが、学生のお客さまの獲得が殆どありませんでした。
そこで弊社での運用を開始してからは、学生のお客さまの獲得するため学校を中心に半径10キロメートルの範囲に学割を訴求点に加えた広告を配信したところ短期間で成約数が5倍まで伸びました。
このように、ユーザー層を特定できる地域に対して地域密着した広告を配信することで獲得件数を増加させることができます。
ローカルビジネスにもPPC広告の地域ターゲティングを活用して積極的に集客を行ってみてはいかがでしょうか。
