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2018.03.12

Google広告の動的検索広告(DSA)の特徴とは?設定方法と、配信事例

リスティング広告

検索語句のトレンドは常に変化しています。Googleのデータによると、リスティング広告で入札しているキーワードと完全に一致しない検索語句の割合は70%にも及ぶそうです。

すなわち全体の70%の検索語句が、こちらが想定出来ていないキーワードということが言えます。

動的検索広告(DSA:Dynamic Search Ads)はGoogle広告の検索連動型広告における機能の一つで、上記のように人間技では対応できない検索語句を、少しでも網羅出来る広告出稿の仕方になります。今回は、動的検索広告の特徴や、向いている商材などをまとめ、設定方法、そして実際に配信した結果から分かったことなどをお伝えします。

<目次>

①動的検索広告とは
②動的検索広告の仕組み
③動的検索広告の特徴や出来ること
④動的検索広告はこんな場合にオススメ
⑤設定方法
⑥動的検索広告運用の注意点
⑦配信した結果分かったこと
⑧まとめ

①動的検索広告とは

動的検索広告(DSA:Dynamic Search Ads)とは、検索連動型広告の機能の一つで、Googleが広告主のWebサイトに基づいて、自動で広告を出稿してくれる機能になります。

もう少し分かりやすく言うと、ユーザーの検索語句と関連性が高いと思われるページをGoogleが自動でリンク先URLとして設定し、広告文もGoogleが自動で作ってくれる、という機能です。

つまり、本来人間の仕事であった「キーワード選定&登録」や「広告文の作成」の業務が自動でなされるという事になります。

 

②動的検索広告の仕組み

動的検索広告が表示されるまでのフローを表したものが、以下の図です。

まずGoogleクローラーがサイト内をクローリング(①)し、各ページの情報をインデックスします(②)。Googleはそれらの情報をもとに、ユーザーが検索したキーワードと関連性が高いと重われるページを抽出し、広告見出しを自動で作成した上、実際に広告が表示される(③〜④)という仕組みです。

 

③動的検索広告の特徴や出来ること

(i)キーワード登録では拾えない検索語句へアプローチ出来る

先述した通り動的検索広告では、ユーザーの検索語句とインデックスされたページの関連性に基づいて広告が生成されます。したがって、型番キーワードなど人間技では到底対応できないようなキーワードを網羅でき、新たな「お宝キーワード」の発掘にも役立ちます。

(ii)成約率UPが狙える

動的検索広告は、ユーザーの検索語句にマッチした広告が配信され、かつ型番など、競合他社が入札していないような競合性の低いキーワードを拾うことが出来ます。よって、高い成約率や良い費用対効果が期待出来ます。

(iii)広告設定の負担が減り、他の実務に時間が割ける

これは運用者視点でのポイントですね。検索広告で本来必要であった、キーワードの選定や登録、そして広告文の作成という作業が無くなりますので、手間を削減できます。

 

④動的検索広告はこんな場合にオススメ

(i)型番検索が多い商材

型番を一つ一つ登録し、入札することも可能ですが、運用コストが大きい上登録漏れも発生します。動的検索広告であれば型番系のキーワードは網羅でき、取りこぼしをなるべく防げます。

(ii)商品点数(ページ数)が多い商材

商品点数が多い場合、それだけページも存在することになりますので、本来は広告グループもその分用意する必要があり、管理性が良いとは言えません。動的検索広告は、広告グループ最低1つから出来ますので、管理性向上に繋がります。

参考:建築・不動産業界のリスティング広告運用で気をつけること

⑤設定方法

大きく2つのステップで開始することが可能です。

(i)動的検索広告専用のキャンペーンを作成

管理画面トップから、「+キャンペン」という赤いボタンでキャンペーン作成ができます。

キャンペーンタイプにおいて、「動的検索広告」という選択肢がありますので、それを選択します。そのすぐ下には「自分のウェブサイト(〜〜〜)を使用する」とありますが、ここに対象のサイトのドメインを記載して下さい。「https://」や「www」は必要ありません。

(ii)広告グループと広告を作成

次に広告グループと、広告を作成します。「+広告グループ」という赤いボタンを押すと、以下のような広告グループ作成画面に移ります。

「動的検索ターゲット」という項目で、(i)で登録したドメインのウェブページのうち、具体的にどのURLを対象とするかを設定します。

ここでは「この商品カテゴリだけ」などと細かく設定できるのですが、まずはターゲットを広くし広告を表示させることを目的とし、「すべてのウェブページをターゲットに設定する」を選択するのがオススメです(設定は後から変更可能)。

続いて、画面を下にスクロールすると広告設定項目が出てきます。

動的検索広告では自動で広告文が作成されるとお伝えましたが、「広告見出し」がそれにあたり、説明文は自分で設定します。なるべく汎用的な文章にすると良いです。

入札単価は、通常の検索広告キャンペーンのパフォーマンスに影響しないよう、通常の検索広告キャンペーンで登録されているキーワードよりも低く設定することがオススメです。

最後に、「広告グループを保存」で完了です。

設定自体にそこまで時間はかかりませんが、ここでGoogleクローラーによる審査が発生します。通常であれば1時間程度で終わりますが、注意すべきは審査落ちとなってしまった場合です。詳しくは以下からの章で解説しています。

 

⑥動的検索広告運用の注意点

(i)サーバーエラーなどは事前に解消

設定方法でご説明した通り、配信開始にあたりGoogleクローラーによるクロール審査が行われます。その際にクロール出来ないページ(500エラーなど)があると、審査落ちしてしまいます。サーチコンソールなどでエラーページを確認できますので、事前にチェックしておきましょう。

ちなみにGoogleクローラーがクロールする際には、登録したドメインに「www」を付けた状態でクロールするようです。「www」を付けるとエラーが出るのであれば、リダイレクトなどで解消しておく必要があります。

(ii)除外キーワード、除外URLを細かく設定

動的検索広告では、Googleにキーワード選定と広告文&リンク先URL設定をお任せすることになります。広告を表示させたくないキーワード(例:「返品」「株価」など)は除外キーワード設定を行いましょう。方法は通常の検索広告と同じです。

参考:そのキーワード、本当に除外しても良いのですか?機会損失を防ぐキーワード選定の考え方

また、リンク先URLとして設定されたら困るページ(例:会社概要、プライバシーポリシーなど)も予め除外しておきましょう。「自動ターゲット設定」タブで一番下にスクロールすると、「除外設定」という項目が出てきます(ちょっと目立ちにくいかもしれません)。

(iii)広告文について、ある程度の許容が必要

広告文は自分で設定できますが、広告見出しは自動で生成されます。経験上、「サイト名+titleタグ」という見出しになることが多いですが、時には日本語的に変な広告文が表示される可能性もあります。

これはやむを得ない部分ではありますので、ブランドイメージを大切にされる広告主様であれば、お控え頂くのが良いかもしれません。

 

⑦配信した結果分かったこと

(i)成約率が通常の検索広告用キャンペーンの6倍という結果に

通常の検索広告用キャンペーンと比べて、成約率が高いという結果が出ました。おそらく、ユーザーが検索したキーワードとマッチしたリンク先があったこと、競合が少なかったことなどが要因として考えられます。

(ii)検索クエリは、部分一致と類似している

これは感覚的な話になりますが、動的検索広告が拾った検索クエリを、レポートから確認すると、部分一致で拾うクエリと似ていました。ただし、除外キーワードや除外URLさえしっかりやっておけば、見当違いなキーワードはほぼ無い印象で、どの検索クエリも成約に繋がってもおかしくない印象でした。部分一致で拡張するよりも効率的かもしれません。

参照:キーワードのマッチタイプの特徴と使い分けのテクニック

⑧まとめ

動的検索広告は、商材によっては大きな武器になり得ます。ぜひ試してみて下さい。

 

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