リスティング広告の代理店を選ぶとき、何を基準に選べばいいか分かりませんよね。
もちろん費用感やレポーティングの頻度などは既に気にされているところだと思うので、今回はリスティング運用者として感じる代理店を選ぶ際の4つのポイントをお伝えします。
ビジネス全体を見渡すことができるか
これは代理店を選ぶ際にとても重要なポイントです。
リスティング広告は目標を達成するための手段の一つでしかありません。
リスティング広告のみを最適化することが目的ではなく、リスティング広告を用いて会社の売上げを伸ばすことが目的です。
例えば、リスティング広告で会員数を増やす場合を考えてみましょう。
費用を抑えて会員を増やすことだけに集中してしまうと、会員は集まったけど売上げが思うように伸びない、ということが起こり得ます。
そこで、最終的な売上げまで加味したリスティング運用ができる会社であれば、会員登録後の状況を見て、「どんなユーザーを集めるべきか?」「目標の獲得単価を見直すべきか?」「サイトの改善が必要では?」といった広い視点での提案をしてもらえます。
リスティング広告のみの最適化ではなく、ビジネス全体を俯瞰しながら一つの手段としてリスティング広告を運用してくれる会社であれば、より良いのではと思います。
問合せの際に、リスティング広告運用に加えてコンサルティング等のサービスがあるかを確認してみましょう。
様々な業界の運用実績があるか
リスティング広告で成果を出すためには、運用の知識だけではなく、各業種の知識も必要になります。
ですので、自社と同じ業種を経験している会社であれば、その業界を詳しく知る運用者が在籍しています。
同じ業界の経験があれば、成果の出るキーワード、ユーザーに刺さる訴求ポイント、売上に繋がりやすいユーザー層、競合他社の動向など、成果に繋がる幅広い知見を持っていると考えられます。
業界に関する事前知識が無い代理店にゼロから運用してもらうよりも、成果に繋がる運用ができるのではと思います。
また、業種によってはリスティング広告以外の広告の方が相性が良い場合があります。
例えばイベント集客の運用経験があれば、リスティング広告よりも趣味嗜好で広くターゲティングでき、口コミを生みやすいSNS広告が効果的、といった、より精度の高い提案をしてもらえます。
問合せの際には業種とビジネスモデルを伝えて、過去にどんな運用経験があるかを聞いてみましょう。
運用方針や戦略の提案があるか
広告を運用する前に、自社、市場、競合の3C分析を行います。
それらの分析をもとに、どんな戦略で広告を運用するか?を提案してくれるという点は非常に大切なポイントです。
リスティング広告は「運用型広告」と言われるように、運用後に集まったデータを活用して、少しずつ改善して目標に近づけていきます。
方針も無く、ただ顧客が検索しそうなキーワードに配信するだけというのは、十分な戦略とは言えません。
目標を達成するには、どんな戦略で行くのか?を定める必要があります。
その上で運用後のデータをもとに仮説検証、広告改善のPDCAを回すことが不可欠です。
有名な会社だから成果が出るわけではない
有名な会社だから、検索結果の上位に表示されているから、といった理由で代理店を選ばれる会社様は多いです。
よく聞く会社であれば安心するかもしれませんが、知名度と運用技術・運用にかける時間が比例しているとは限りません。
大手の会社様からの乗り換えで弊社にご依頼を受けるパターンがありますが、実際に運用してみて獲得単価が改善した、ということは良くあります。
運用が優れていることで有名であれば良いのですが、単純に知名度が高いからという理由で選んでしまうと、もっと成果を出せる会社を選択肢から外してしまう可能性があるので、過度の思い込みは損失となってしまいます。
まとめ
費用感や実績などはもちろん重要な要素ですが、運用者として感じる「成果を出す代理店」の選び方をお伝えしました。
運用の技術的な部分はどの代理店も似たり寄ったりの場合が多いですが、ビジネス全体を見渡す視点を持って、リスティング広告を手段の一つとして運用できる代理店が、成果を出せるのではと思います。
ぜひ参考にして頂いて、成果の出せる代理店を見つけていただければと思います。
