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広告費の「ネット」と「グロス」の違いについて正しく理解しよう

2018.11.02

広告費の「ネット」と「グロス」の違いについて正しく理解しよう

マーケティングや広告業界にいるとよく耳にする「ネット」と「グロス」という言葉。

この言葉の意味を正しく理解しておかないと、広告代理店とのやり取りで間違った判断をしてしまうリスクがあります。

 

例えば、「この広告費ってネットとグロスのどっち?」とか、

「Googleとfacebookで広告の運用マージンが違うから、純粋にCPAを比較するときはネットで比較してね」

などといった会話を聞いたことはありませんか?

 

どっちがどっちだっけと思った方は、これを期に正しく意味を理解しておきましょう。

ネットとは

「ネット」にはインターネットを簡略化した「ネット」とは別で、「正味(しょうみ)」という意味があります。

広告費においてネット(またはネット金額)というのは「実際に広告費として使った金額」です。

グロスとは

「グロス」は、「総量」や「総計」という意味があり、広告費に代理店のマージンを上乗せした合計の金額を指します。

グロスはネット金額にマージンの金額を加えた総額です。

広告主(クライアント)側に広告代理店から請求される金額はこのグロス金額となります。

 

さて、上記で出てきた「マージン」についても触れておきます。

よく『運用代行手数料◯%』といった表現を目にすることがあると思いますが、この手数料◯%がマージンに当たります。

 

広告の配信金額にマージンの料率を掛けた金額が手数料金額です。

ここまでの話を図にすると下記のようになります。

実例として代理店からの請求書をどのように見ればよいか、下記の例で説明します。

手数料率20%の広告代理店N社から10月の広告費の請求金額691,440円(税抜き)が届いたとします。

 

請求金額の691,440円には、代理店手数料として20%分の金額が含まれています。

つまり、691,440円=実際の配信額+(実際の配信額×0.2)ということです。

ですので、実際の配信金額=691,440÷1.2=576,200円となります。

さらに691,440円との差額の115,240円が手数料金額です。

 

それぞれの用語と照らし合わせると以下のとおりです。

  • グロス金額 = 691,440円
  • ネット金額 = 576,200円
  • マージン金額 = 115,240円

広告予算は、ネット?、グロスのどちら?

このときに注意していただきたいところが、広告費の予算上限をネットとグロスのどちらで設定しているかということです。

例えばあなたがGoogle広告(旧Google AdWords)を月間広告費予算1,000,000円で代理店N社に発注したとします。

あなたの認識ではグロス1,000,000円で発注したつもりでも、代理店側はネットで1,000,000円だと認識していた場合どうでしょうか?

 

月末の請求書が1,000,000円+消費税で来るところが、マージンが上乗せされて1,200,000円+消費税で届いたとなると大変です。

こういった認識のズレが時には大きな問題に繋がることもありますので気を付けましょう。

 

ちなみに、私が代理店の立場でクライアントさまとお話するときは、「ネット」や「グロス」といった表現は極力使わないようにしています。

仮に広告費予算が300,000円とクライアントから提示された場合、誤解を防ぐために「配信金額でしょうか?それとも手数料を含めたご請求金額でしょうか?」と必ず確認します。

まとめ

Web広告の業界ではネット、グロスという言葉は当たり前のように飛び交うため、今さら聞けないと感じている人もいるかも知れません。

ですが、知ったかぶりで大きなミスになる前に、誰かに聞いてみる、またはこっそり検索してみることをオススメします。

このブログに訪れた方は、「ネット+マージン=グロス」という関係を覚えていただければ幸いです。

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