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入社1か月でも理解できた成果が出るLPの作り方

2020年12月23日(木)
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雑記

「あなたはしっかりとLP(ランディングページ)を見たことがありますか?」

そう聞かれると、実はあまりちゃんと読んだことがない方も多いのではないのでしょうか。

実際、Webマーケティング会社で働く私もこれまでLPを熟読した記憶があまりありません

パッと見て興味が湧かなければ直ぐにブラウザバック。何となく気になったら流し読みするだけ。私にとってLPはその程度の存在でした。

確かにwebマーケティングの仕事に携わるようになってからは目についたLPに手を止めることが若干増えました。

ですが、それはあくまで勉強のため。

実際、検索して出てきたLPを上から下までじっくりと読む人はほぼいないのではないでしょうか。

一生懸命考えて、きれいに作られているのに、読まれず成果も出ないLPをどのようにして「成果の出るLP」に変えていけばよいのか。

そこでこの度は「株式会社PROPO」代表 中尾豊さんをお招きし、LPの作り方について社内セミナーを実施いただきました。

そこで学んだ成果が出るLPのポイントをご紹介します。

講師紹介「中尾豊さん」

福井と神戸に拠点を置くWebマーケティング会社「株式会社PROPO」代表。

アクセス解析、リスティング広告の運用、ランディングページの改善などWebに関するサポートで個人事業主、中小企業を中心に効率的な集客、売上UPのサポートを提供。

全国での講演活動や書籍の出版も多数、Twitterやnoteでの情報発信も。

売れるLPの作成で大事な3つにポイント

ファーストビューが全て

今回のセミナーで最初に中尾さんが口にされたのが冒頭の質問でした。そして続けてこうも仰いました、「僕は見ていない、だからファーストビューが重要だ」と。

ファーストビューとは、Webサイトを開いた際に最初に目に入るエリアです。

ユーザーはこのファーストビューをぱっと見た印象や情報でそのまま読み続けるか、ブラウザバックするかを瞬時に判断しています。

ページを開いた時点でのユーザーの感情に寄り添い、ファーストビューでユーザーの心を掴む情報を伝える必要があります。

ですがそれは、単純に製品のメリットを訴えることではありません。

ファーストビューと合わせてストーリーを考えることでより訴求力があるLPになるのです。

ベネフィットを考える

人間の集中力は8秒しか持続しないそうです、あまりに短いですよね。

その集中力を延長させる為にも、心を掴む情報をストーリーにしてLPで積み重ねていく必要があります。

「新機能搭載!」などと製品スペックをそのまま訴求しても、その後の売上に繋がるでしょうか。おそらくあまり繋がらないのではないと思います。

そこで重要になってくるのが「ベネフィット」です。

ベネフィットとは、商品によって得られる未来です。例えば、洗濯機を買うのは自動で洗濯するためでなく、機械に洗濯を任せることで自分の時間をより多くつくるためですね。

「ユーザーが日々の生活で実感できるリアルな幸せ」に焦点を合わせ、商品のメリットをベネフィットに変換することが必要になってきます。

顧客にとっての価値を訴求することで、ユーザーはよりリアルに商品購入後の未来を予想できるのです。

とはいえ悪用はNGです。詐欺まがいの誇大広告になってしまいます。

「ダイエットが辛いと悩んでいませんか?これを飲むだけで-10kg!」といった広告は、法律でも禁止されていますよね。

あくまでも製品のスペックに適したベネフィットを訴求していく必要があります。

最強のPDLモデルを考えてつくる

LPの肝であるファーストビューとベネフィット。

この2点を考えるうえで土台となるのが、中尾さんが考案した「PDLモデル」という3パターンのLPの作り方です。

①問題を解決したいPモデル(問題解決型:Problem)

解決したい問題が明確なユーザーに対して、「直ぐに、確実に」解決できることを訴求していきます。歯が痛い、トイレの水漏れなど、既に明確な問題を解決する商品に有効です。

②欲求を満たしたいDモデル(欲求充足型 : Desire)

それらがあると今の暮らしが潤うと感じたり、心が満たされたりする商品の場合は、商品を手に入れた後の幸福感がどれだけ大きいのかを訴求していきます。

購入者自身が納得できるように商品の魅力を理論的に伝えることが有効です。

③潜在的に需要があるLモデル(潜在的需要型:Latent Demand)

現時点では必要性に気づいていないユーザーに対して、その重要性・必要性を訴求し、需要へつなげていきます。

商品やサービスがいかに重要な存在なのかをどれだけユーザーに気づかせられるかがポイントになります。

とはいえ、まずは課題を解決するためにどのモデルを活用すべきかを考えていくところからスタートします。

モデルの選定時点で誤っていてはその後の効果には繋がりにくい。課題をきちんと分析することが重要でしょう。

まとめ

この度のセミナーでは、効果的なLPを作るために重要なファーストビューやベネフィットの重要性、PDLモデルという考え方について学ぶことが出来ました。

個人的に最もなるほどと思えたのは、ベネフィットの重要性です。

「〇〇成分△△g配合!」やら「▲▲%UP!」やら、製品スペックについての訴求が並んだ新製品資料を作っていた過去の自分を思い出して少々頭が痛くなりました。

確かに初見の成分やらをいくら訴えても消費者側は「知らんわ」ですよね…。考えてみればその通りです。

開発側にいた頃は、作り上げた製品の性能こそが努力の結晶なのでそこを何よりアピールしたいと思っていました。

さらに社内で接するのはスペック訴求でも内容が理解できてしまうような、その分野の玄人ばかり。

いつの間にか消費者目線を忘れ、「メーカーが言いたいことを言う」だけの製品訴求が出来上がってしまっていた気がします。

今後お客様のサポートをする際には、取引先をサポートするという視点は勿論。

それ以上に思考の土台となるお客さん目線を忘れてしまわないよう、今回のセミナー内容を頭に留めておきたいと思います。

株式会社アクシスについて

アクシスでは定期的にセミナーや勉強会が開催されています。web業界でご活躍されている方をお招きすることもあれば、社員が壇上に立つこともあります。

数多の意見や知識を取り入れていくことで自分自身を少しずつレベルアップしていけます。

ちなみに私自身は入社1か月の新入社員です、以前は食品メーカーに務めていました。今回のセミナーテーマであるLPには全く触れたことがありません。

web業界は必要な知識も幅広く、知識不足の状態だと社内や取引先との会話についていくのも苦労します。

ですがアクシスは学ぶ姿勢のある人をサポートしてくれる会社です。社内の書籍も読み放題、資格の取得も推奨されています。

自分の力で学びを積み重ねていける人にとっては最高の環境だと感じられるのではないでしょうか。

異業種からの転職は勇気も気力も必要になってきますが、それはあくまでも一時的なものです。

少なくとも私自身は「転職しなければよかった」なんて後悔することもなく、日々初見のマーケティング用語やツールに頭を悩ませる日々を楽しめています。

社内の様子やメンバーのメッセージはリクルートサイトでも紹介しています。興味を持っていただいた方はぜひご覧ください。

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