今日はそもそもなぜSEOをやるのか、基本に立ち返って考えてみたいと思います。
『なぜSEOをやるのか』
言われてみると、そんなコト考えたことなかったな、そんな方はここで立ち止まって少し考えてみて下さい。
考えてみましたか?恐らく、多くの方が、そんなのホームページにアクセス(お客さん)を集めるために決まってるでしょ、そんな風に思ったんじゃないでしょうか。
僕もその意見に100%賛成で、SEOを進める目的は何かといえば、アクセスを集めるため(できれば成果に繋がりやすいアクセス)と答えると思います。
実際にみなさんもアクセスを集める為に一生懸命、対策を進めていますよね。
で、こんな僕のマニアックな記事を見ているという(笑
では、どうやってアクセスを集めるのか?
この質問は、答えが割れそうですよね。僕が色々な企業のウェブ担当者の方とお話ししていると、「このキーワードで1位を取りたい。」
そんなリクエストを受けることが多いと実感しています。
ここでSEOをやる基本に立ち返ってみましょうか。
そもそもSEOを進める目的はアクセスを集める為ですよね?特定のキーワードで1位を取る事が目的ではなかったはずです。
しかし多くの担当者の方が “SEO=1位を狙う事”と考えていると感じていますし、実際に僕もそのように考えていたこともあります。
でも、そもそもの目的が検索エンジン経由でアクセスを集める事であるなら、上位表示を狙う事だけが手段ではありませんよね。そこで考えたいのが、サイトの見つけやすさ(ファインダビリティ)を改善するという事になります。
例えば、以下の2つのサイト、どちらの方がSEOが上手く行っていると思いますか?
サイトA KW1 月間CV数100件 1位
サイトB KW1 月間CV数100件 3位
もちろんこれだけ見ると、サイトAの方が上手く行っているように見えますよね?では、以下の詳細データを見るとどうでしょうか?
【サイトA】
- KW1 月間CV数100件 1位
- KW2 月間CV数10件 圏外
- KW3 月間CV数10件 圏外
- KW4 月間CV数10件 圏外
- KW5 月間CV数10件 圏外
【サイトB】
- KW1 月間CV数100件 3位
- KW2 月間CV数30件 2位
- KW3 月間CV数20件 5位
- KW4 月間CV数10件 1位
- KW5 月間CV数10件 2位
サイトBの方がアクセスを集められそうな気がしませんか?
これこそがサイトの見つけやすさの改善なんです。
一般的にSEOでは順位がひとつ下がるとアクセス数は2~3割ほど減少する傾向があります。
だからKW1だけを考えると、サイトAの方がサイトBの倍ほどの成果良い結果を出せているでしょうね。
しかしその他の幅広いキーワードまで加味すると、サイトBの方が全体としては大きな成果が出ていると考えれますよね。
このようにサイトの見つけやすさという点では明らかにサイトBの方が成果も多いと予想できますよね。
しかも、特定のキーワードに依存しないため、ちょっとした順位変動に右往左往することも無さそうです。
では、実際にどのように対策を進めたら良いのか、ということですが、僕がまず行うのはリスティング広告にて成果につながり易いキーワードのピックアップとSEO上の競合分析と自社の状況。
まずはこういった基本的な点を確認することから始めています。
この記事を読んで下さった方においては、特定のキーワードでの順位を考えるだけではなく、サイト全体での検索エンジン上での見つけやすさを意識していただければと思います。
