Facebook広告でビジネス認証して、広告アカウント数を増やす方法を解説

Facebook広告を運用している方で、広告のアカウント数の上限を増やしたいと思ったことはないでしょうか?

基本的に、Facebook広告では1ビジネスアカウントに対して、5個までしか広告アカウントを作成できません。

 

しかし、「ビジネス認証」と呼ばれる手続きをすることで、上限を増やせます

ただビジネス認証をするには、その前に「アプリ連携」と呼ばれる操作が必要です。

この一連の操作が分かりづらいので、「どうしたら良いか、よく分からないよ・・・」なんて方も多いはず。

 

そこでこの記事では、Facebookのアプリ連携、ビジネス認証の手順ついて紹介します.

Facebook広告を運用されている方は、ぜひチェックしてみてください。

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Facebook広告アカウント数は最初5個まで

Facebook広告アカウントは、1つのビジネスアカウントに対して最初は5個が上限です。

しかし、「ビジネス認証」と呼ばれる手続きを行うことで、上限を増やすことができます。

「ビジネス認証」とは、簡単にいうと実際に広告配信を行う会社(法人)が存在することをFacebook側に証明するための手続きです。

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Facebookのビジネス認証のつまづきポイント

「ビジネス認証」で必要な手順は以下の2つです。

  1. 対象のFacebookビジネスマネージャのビジネス情報を登録する
  2. ビジネス認証に必要な書類を用意し、管理画面から提出する

これだけ見ると、そんなに難しくなさそうな気がするかもしれません。

 

ビジネス認証を行うために、Facebookのビジネスマネージャ(https://business.facebook.com/)にログインします。

そして、「ビジネス設定」>「ビジネス情報」と進み、ビジネス認証をしようとしたところ…

[認証を開始する]というボタンがグレーアウトになっていて押せない

 

次に進めないじゃないか!?と、ここでつまづく方も多いはず。

 

実は、ビジネス認証で最もわかりにくいのが、この「ボタンが押せない」という点です。

ボタンが押せないため何かエラーメッセージが出るわけでもありません。

また、ボタンが押せるようにするための手順も、この画面では全く説明されていません。

 

ビジネス認証できない場合のトラブルシューティングはあるのですが、手続きができない時点ではこのトラブルシューティングも参考にはなりません。

参考

※ビジネス認証ができない場合のトラブルシューティング(公式)

https://www.facebook.com/business/help/2342133782492969?id=180505742745347

 

では、具体的にどうしたら良いのか。

答えは「アプリ連携」です。

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Facebookのアプリ連携をする方法

アプリといってもFacebookのスマホアプリなどではありません。

Facebook developerツールで、ページにアプリを追加していきます。

 

Facebookにはビジネスマネージャの他にも、開発用の管理画面としてdeveloperツールというものがあります。

ウェブ広告を配信するうえではあまり使用することはありませんが、Facebook上で動くアプリを開発する際に必要な情報やサービスを提供する開発者向けのサービスです。

アプリの作成画面に入る

 

 

アプリ連携をするためには、まずFacebook developer(https://developers.facebook.com/)にログインします。

その後、右上のメニューから「マイアプリ」>「アプリの作成」と進みます。

新しいアプリIDを作成する

 

 

ここで登録するアプリは、実際に何かに使用するものではありません。必要なのは連携するためのアプリIDだけです。

アプリ名などは、好きな名前をつけてください。

 

 

連絡先メールアドレスは受信可能なアドレスを設定してください。

アプリの作成が完了するとアプリ管理の画面が表示されます。

そこで表示されたアプリIDをコピーしてください(※IDをクリックすることで自動的にクリップボードにコピーされます)。

アプリを追加する

 

次にFacebook developerからビジネスマネージャに戻ります。

「ビジネスマネージャ」>「ビジネス設定」>「アカウント」>「アプリ」を選択してください。

 

追加ボタンから「アプリを追加」を選択するとアプリIDを入力する画面が表示されます。

先ほど作成してコピーした「アプリID」を入力してください。

 

 

アプリIDを入力し、アプリを追加することでアプリ連携は完了します。

この状態でビジネス情報のページを開くと、先ほどまでグレーアウトだった[認証を開始する]というボタンがクリックできるようになります。

ようやくこれで「ビジネス認証」の手続きを行えるようになります。あとは、ビジネス認証のヘルプにある手順通りに進めれば問題ありません。

参考

※ビジネス認証ヘルプページ(公式)

https://www.facebook.com/business/help/2058515294227817?id=180505742745347

ビジネス認証をする手順

ビジネス認証に必要な以下の情報を入力する

ビジネスの正式名称(法人名)や住所、電話番号などを登録していきます。

納税者識別番号は任意ですのでなくても大丈夫です。

 

ビジネス認証の書類を用意する

次に、ビジネスの正式名称を証明するための書類を準備します。証明書として認められるのは以下の書類です。

  • 会社設立証明書または会社定款
  • ビジネスの納税証明書またはVAT登録番号の証明書
  • 事業用銀行口座の明細書
  • 信用調査会社によるビジネスの信用報告書

 

また、ビジネスの正式名称の証明とは別で、ビジネスの住所や電話番号を証明する書類も提出します。

  • 電話料金や電気料金といった公共料金の請求書
  • 銀行口座明細書

 

これらの書類はすぐに準備できない場合もあるかもしれません。

例えば、会社として管理している人間が限られており、手配するには承認が必要といったケースも想定されます。

これらの書類は予め用意しておきましょう。ちなみに書類自体が正しいものであれば、申請はpdfの添付で問題ありません。

 

なお、以下の書類は認められません。

  • 支払明細書
  • 会社が提出した納税申告書
  • ウェブサイトのキャプチャ、印刷したもの
  • 会社のパンフレットなど

 

 

これらの情報を登録、提出し、あとは審査を待ちます。

通常、5営業日以内にはFacebookより回答があります。

 

当社でビジネス認証を行なった際は、広告アカウント数の上限が5から30まで引き上がりました。

補足説明

ビジネス認証がうまく行かない場合は、トラブルシューティングを確認してみてください。

https://www.facebook.com/business/help/2342133782492969?id=180505742745347

まとめ

この記事では、ビジネス認証をし、広告アカウント上限を引き上げる方法について紹介しました。

Google広告などはアカウント数の上限を気にすることなく追加できますが、Facebook広告はアカウント数の上限を引き上げるだけでもやや面倒です。

 

特にFacebookは、SNS広告の中でも広告管理の機能が複雑で、わかりにくいことも多いと思います。

ぜひ当サイトの記事なども参考にしながら、広告設定を進めてみてくださいね。

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