非営利団体(NPO)向けの無料リスティング広告「Google Ad Grants」を利用する条件と制約

「Google Ad Grants」はGoogleがCSRの一環として非営利団体向けに提供している支援プログラムの1つです。

参加資格のある非営利団体は、Google検索結果ページへのGoogle Adwords広告を1カ月当たり最大$10,000USDまで無料で利用することが出来ます。

 

無料で利用することができるAd Grantsですが通常のリスティング広告とは異なる条件や制約があり、項目によってはアカウントの取消しに繋がるものもあります。

なので今回は、利用条件と運営時の制約をご紹介します。

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Google Ad Grantsの利用条件

Ad Grants利用する場合は、事前にGoogle for NonprofitsというGoogleの非営利団体向けプログラムへの申し込みを行う必要があります。

また、非営利団体であれば無条件で対象になっている訳ではなく、政府の機関または団体、病院や医療団体、学校、学術機関、大学はAd Grantsの対象外となっています。

詳しくはリンク先のページをご確認ください。

Google Ad Grantsを運用する時の制約

無料で利用できるAd Grantsですが、広告運用ではAdwordsとは異なる制約として下記の制約があります。

 

  • 掲載可能な広告は、Google 検索結果ページに表示されるテキスト広告に限られ、有料の広告主様からの広告の下に表示されます。

 

  • 広告アカウント全体のクリック率を5%以上に維持する必要がある。

※2ヵ月連続でクリック率が5%を下回ってしまうとアカウントが取り消されます。

  • Ad Grantsプログラムへのフィードバック

Googleから年に一度Ad Grantsプログラムに関するアンケートが送られてきます。
期限内にこのアンケートに回答できない場合はアカウントが取り消されます。

  • 禁止されているキーワードがある

①1語のキーワード
②一般的すぎるキーワード(「無料動画」、地名、歴史上の出来事や人名等)
③品質スコアが2以下のキーワード

  • 広告をクリックしたときに表示されるドメインは、団体が所有しているものである必要があります。
  • ウェブサイトにAdSense広告やアフィリエイト広告のリンクが掲載されていてはいけません。

さいごに

このようにGoogle Ad Grantsは条件を満たした非営利団体向けの強力なプログラムですが、広告運用を行う上では通常のAdwords広告運用とは異なる条件や制約があります。

これらの制約を確認した上で有効に活用していただければと思います。

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