【図解でわかる】初めてのGoogleデータポータル|基本的な使い方からレポート作成を実践!

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「Googleアナリティクスのデータをもっと見やすくできないかな?」
「最新のウェブサイトの数値状況を社内に共有したい」
「ウェブサイトから必要なデータだけを取り出してレポート化したい」

会議の場面や、人に提案するときに数字だけではなく、グラフや図を使って分かりやすくまとめられていると、相手からの理解も得られやすくなりますよね。

この記事では、そんなお悩みを解決する無料レポート作成ツール「Googleデータポータル」について解説していきます。
Googleアナリティクスにあまり触れたことのない方には、一部わかりにくい部分があるかもしれません。

▼そんな方には以下の記事を合わせてご覧になることをおすすめいたします。

Googleアナリティクスとは?できることと活用事例 – Marketing Quest

Googleアナリティクスを見る上で知っておきたい基本用語まとめ – Marketing Quest

 

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Googleデータポータルとは無料レポート作成ツール

Googelデータポータル」とは、Googleが無料で提供しているダッシュボードで作ることができるレポート作成用のサービスです。
Googleデータポータルのログイン画面

過去には「Googleデータスタジオ」とも呼ばれていましたが、名称が変更されました。

GoogleアナリティクスやGoogle広告、Googleスプレッドシートなどをはじめとした、450種類以上のコネクタと接続が可能で、さまざまなサービスのデータを取得し、レポートとして利用することができます。

※一部Googleのサービスではないコネクタは、有料のパートナーコネクタを申し込む必要があります。

 

Googleデータポータルと接続できるコネクタの種類

2022年2月現在、Googleデータポータルでは以下の22種類のコネクタを無料で接続できます。

Googleアナリティクス Google広告 Cloud Spanner
BigQuery Amazon Redshift Cloud Spanner
Cloud SQL for MySQL Google Cloud Storage Google アド マネージャー 360
Google サーベイ Microsoft SQL Server MySQL
PostgreSQL Search Console YouTube アナリティクス
Table by Area 120 キャンペーン マネージャー 360 ディスプレイ&ビデオ 360
データの抽出 新しい検索広告 360 検索広告 360
ファイルのアップロード

これらのほかにも、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSをはじめ、Salesforce、HubSpotなどのMAコネクタまでGoogleデータポータルと連携することでレポート化することができます。

Googleデータポータルの主な特徴

Googleデータポータルには以下の特徴があります。

1 無料で利用できる
2 必要な情報を分かりやすくまとめることができる
3 自由にレイアウトが可能(表・グラフ・画像・テキスト・デザインなど)
4 レポートのデータは自動で更新される
5 レポートの表示期間を変更したり、絞り込みが出来る
6 データソースの閲覧権限を付与しなくても見てもらえる
7 多種多様なデータを取り込み複合的なレポートが作成できる

無料ながら、個人はもちろん企業の規模を問わず活用しやすく、はじめて使う方でも直感的にレポートを作成できます。

 

アカウント作成・ログイン方法

Googleデータポータルのログイン画面

まず「Googleデータポータル」のページを開き、Googleアカウントへログインします。

ログイン時の注意

Googleデータポータルで作成するレポートのデータソース(元データ)のユーザー権限が付与されているGoogleアカウントでログインをしてください。

例えば、Googleアナリティクスのユーザー権限が付与されていないアカウントでログインをした場合、データポータルでデータを使用することは出来ません。

 

レポートのつくり方

では、実際にGoogleデータポータルへログインをしてレポートを作成していきましょう。
ここでは、基本的な操作、よく使う表やグラフを解説しながら進めていきます。

作成するレポートの最終形

完成レポートの例

レポートの完成イメージ

今回は、Googleが運営しているオンラインストア「Google Merchandise Store」のGoogleアナリティクスのデータをもとに、上図のようなレポートを作成してみます。

 

レポート作成の目的を考える

まずレポートを作成する前に、作成したレポートをどう活用していくのか、作成の目的を考えると良いでしょう。

  • データポータルを使って何を見たいのか?そして誰が見るのかを明確にする。
  • 必要なデータ一覧を箇条書きで書き出し、表現方法をどうするかイメージする。

レポート作成に入る前に内容整理されていると、作成効率が上がり、時間短縮にも繋がります。

まずは、データを入れない状態でレポートのレイアウトを考えてみるのもおすすめです。

 

▼レポートの構成イメージ

レポート構成のイメージ

レポート構成のイメージ
項目 知りたい情報
1 サイトの数値 ウェブサイトの概要を把握したい
2 ユーザー性別 ウェブサイトにアクセスするユーザーの男女の割合を調べたい
3 デバイス ウェブサイトに訪れたユーザーが使用するデバイス
4 チャネルグループ ウェブサイトへの流入経路
5 ランディングページ 閲覧を開始したページを知りたい

 

 

▼表やグラフを使用して視認性を高める

表とグラフを使用して視認性を高める

表・図形の配置イメージ
項目 どう表現するか
1 期間設定 レポートを表示する期間を選択できるようにする
2 スコアカード 指標項目と数値が一目でわかる
3 時系列グラフ 時系列+棒グラフ+折れ線グラフで推移が分かる
4 円グラフ 全体に対する割合を分かりやすく表現
5 データ別、指標別にデータを可視化させる

 

1.レポートの新規作成

Googleデータポータルの管理画面

Googleデータポータルでは、すでに用意されているテンプレートから選び作成、または「空のレポート」から新規でページを立ち上げることができます。

レポートは編集中でも自動で保存されるので、保存忘れをしてしまう恐れもありません。

では、早速新たにレポートを作成していきましょう。

 

(1)新規レポートを立ち上げ

「空のレポート」をクリックし、新しくレポートを立ち上げます。

 

(2)Googleアナリティクスに接続

ページを立ち上げると、「データのレポートへの追加」が表示されます。どのコネクタと接続してレポートを作成するかを選択します。

 

レポート編集画面

コネクタとの接続がされると編集画面に切り替わります。

メニューバー ページやデータの追加、グラフの挿入など表現方法やツールを選択できる
キャンバス テキストやグラフを配置するレポートの作業エリア
データ 使用するディメンション、指標、フィルタ等のデータに関する設定と、色やフォント等のスタイルに関する設定ができる

 

 

(3)レポート名の変更する

レポートタイトル変更前

 

レポートタイトル変更後

 

レポートの左上にあるロゴ横の「無題のレポート」をクリックすることで、お好みにレポートタイトルを変更することができます。

 

2.スコアカードの作成

 

①「メニューバー」から「グラフを追加」を選択し、「スコアカード」をクリックします。

 

クリックされると「新規ユーザー」の数値がスコアカードでキャンバスに挿入されます。
(デフォルトで新規ユーザーが選択され、過去28日間のデータ数値がスコアカードが反映されています。)

 

 

②指標を変更したい場合

 

「データ」にある「指標」から変更をすることができます。
この指標を「セッション」に変更してみましょう。

 

 

「新規ユーザー」をクリックすると、その他の指標が表示されます。
この一覧の中から探す、もしくは「セッション」と検索すると簡単に見つけることができます。

 

「セッション」を選択すると指標が切り替わり、スコアカードも「セッション」の数値に変わります。

 

3.レポートの期間設定

レポートに設置した表やグラフには、デフォルトで過去28日間の数値が指定されています。

「期間設定」を挿入し、期間を指定することでレポート全体のデータや数値が指定した期間に切り替わります。

 

①「メニューバー」の「挿入」から、「期間設定」を選択
※「コントロールを追加」からも選択することができます。

 

②「期間を選択」からレポートに表示させたい期間を指定

 

(例)2022年1月1日~2022年1月31日で期間を指定する

 

③指定した期間のデータに切り替わっているか確認する。

先ほど作成したスコアカードの「セッション」の数字が「2022年1月1日~2022年1月31日」の期間データに切り替わりました。

 

 

表・グラフ単体を期間指定したい場合

ある一部の表やグラフだけを期間指定したい場合は、対象となるオブジェクトをクリックし、「データ」の「デフォルトの日付範囲」で期間を手動で変更することができます。

※個別で指定した期間は、「期間の設定」による期間変更の影響を受けません。レポートの数値は、個別で指定した期間のままになります。

 

4.時系列グラフの作成

時系列グラフでは、年・月・日ごとの指標の推移を分かりやすく表現することができ、ひと目で数値の増減を把握できる点が特徴です。

 

①「メニューバー」の「グラフを追加」から、「期間」の「時系列グラフ」を選択

 

レポート内に、「セッション」の「時系列グラフ」が表示されました。
※スコアカード同様、デフォルトで「セッション」と過去28日間のデータが表示されています。

 

 

 

②他の指標をグラフに表示させる

今回は、「セッション」「新規ユーザー」「ページビュー数」をグラフに表すため、「データ」の指標に「新規ユーザー」「ページビュー数」を追加します。

 

追加するとこのような「時系列グラフ」になります。

 

「ページビュー数」に対して、「セッション」「新規ユーザー」では、数値の差が大きいので推移が読み取りづらいグラフになっています。

「ページビュー数」を棒グラフに変更し、グラフの軸を調整しましょう。

 

③グラフの「スタイル」変更

「ページビュー数」の線の色はマゼンタ色なので、ここでは「系列3」を調整します。

  1. 「折れ線」に入っているチェックを「棒グラフ」に変更
  2. 「軸」を「左」から「右」へ変更

「折れ線」と「棒グラフ」で推移が見やすくなり、軸も2つに分けることができました。

グラフの線や棒の色も先ほどの「スタイル」から変更することができるので、お好みで調整しましょう。

 

5.円グラフの作成

①「メニューバー」の「グラフを追加」から「円」を選択

 

 

②円グラフの指標を変更する

円グラフを追加すると、下図のように「日付」と「セッション」がセットされたグラフが表示されます。

今回は、サイトにアクセスするユーザーの「男女の割合」をグラフ化するため、「データ」で「ディメンション」を「性別」に変更します。

 

 

 

③「スタイル」で円グラフを調整

「スタイル」から円グラフの色や、割合の表現方法を調整することができるので、ぜひ試してみて下さい。

「デバイス」の場合も、「性別」と同様の手順です。

「グラフを追加」から「円」を選択し、「データ」の「ディメンション」を「デバイス カテゴリ」に変更します。

 

 

あとは、レポートにしたい指標(セッションや、ページビュー数など)をセットすることで、ユーザーが使用するデバイスをレポートとして表現することができます。

 

 

6.表の作成

「表」では、1つのデータに対して複数の指標をセットして数値を見ることができます。

例えば、アクセス経路ごとに「セッション」「ページビュー数」「ユーザー」を知りたい場合は、「ディメンション」を「デフォルトチャネルグループ」にし、指標をセットすることで1つのアクセス経路に対して、複数の指標を確認できます。

 

①「メニューバー」の「グラフを追加」から「表」を選択

 

②「ディメンション」と「指標」を変更

「表」は、デフォルトで「日付」「新規ユーザー」になっています。

今回は、ディメンションを「デフォルトチャネルグループ」、指標を「セッション」「ページビュー数」「ユーザー」にセットします。

ディメンション:「デフォルトチャネルグループ」
※見つからない場合は、英語表記「Default Channel Grouping」で検索してください

 

指標:「セッション」「ページビュー数」「ユーザー」

 

 

 

③レポートの項目名を変更する

レポートを誰かに共有するとき、「セッション」や「ページビュー」という専門的な用語では伝わらないこともあります。

そんなときは、項目名を相手に合わせて変更すると良いでしょう。

 

項目名の左にある英数字をクリックすると、項目名の変更ができます。

ソース項目は、もともとの項目名です。

 

項目名を変更することでより分かりやすいレポートに近づきます。

 

「ランディングページ」の項目も同様です。

「グラフを追加」から「表」を選択します。

ディメンションを「ランディングページ」、指標を「セッション」「ページビュー数」「ユーザー」にセットすれば出来上がりです。

 

あとは、ディメンションや指標を組み合わせて、より分かりやすく見やすいレポートに調整してください。

 

 

7.作成したレポートをプレビューする方法

「メニューバー」の右上にある目のマークがついた「表示」ボタンを押すと、プレビュー画面に遷移します。

再度、編集したい場合は鉛筆マークの「編集」をクリックすると、編集画面へ戻ることができます。

 

8.作成したレポートを他者に共有する方法

レポートを社内の人や、他の人に共有する場合の方法を解説します。

 

特定の人物に共有する方法

  1. 「メニューバー」の右上にある「共有」ボタンをクリック
  2. ユーザー追加の欄に「名前」または「メールアドレス」を入力
  3. 「閲覧者」「編集者」のどちらかの権限を設定
  4. 送信

 

 

レポートのリンクを知っているすべての人物に共有する方法

  1. 「メニューバー」の右上にある「共有」ボタンをクリック
  2. 「アクセスを管理する」のタブをクリック
  3. 「オフ – 特定のユーザーだけがアクセスできます」を切り替える
  4. 変更内容を保存し、リンクをコピーし共有

 

まとめ

この記事では、Googleデータポータルの基本的な使い方について解説しました。

今回、解説した内容以外にも多くのレポート作成機能を備えています。

試しに色々とレポートを作成してみると、新たな発見が見つかるかもしれません!

Googleデータポータルでレポートをテンプレート化させておくと、他のウェブサイトにも転用することが出来たり、わざわざGoogleアナリティクスの管理画面へ見に行く手間も省けると思います。

日々のウェブサイトの状態を確認、管理しやすくなるのでぜひ活用してみてください!