ウェブサイトからのお問合せや注文を増やすために、どんな集客施策をしたらいいのだろうか、サイトをどうやって改善したらいいのだろか・・・と頭を悩ませたことはありませんか?
はたまた、商品・サービスには絶対の自信があるのに、何で問合せが増えないんだ!なんて思われることもあるかもしれません。
解決策の1つとして、心理学を取り入れてサイトを工夫することをオススメします。
なぜなら、ユーザーに行動してもらうためには、ユーザーの立場になって考えることが基本です。
心理学を知っておくと、ユーザーの心理状態が想像できるようになり、戦略的にサイトを構成することができます。
とは言っても、突然、心理学と言われてもイメージするのはなかなか難しいもの。
では、自分がサービスを受ける側、すなわちユーザー側になった時のことを思い返すといかがでしょうか?
行動に移った例
- 通販サイトで注文した
- サービスについて詳しく知りたいので、問合せをした
- サイト内の情報をじっくりと熟読した
行動に移らなかった例
- 注文しようか悩んだけど、注文しなかった
- サービスについて分からないことがあったけど、そのままにした
- サイトを開いたけど、すぐに別のサイトに移動した
行動に移ったサイト、移らなかったサイト、この2つの違いは何があったのでしょうか?
もちろん様々な要素が考えられますが、行動に移ったサイトには心理学を活用した仕掛けが潜んでいることが考えられます。
そこで今回はサイトに活用できる心理学とはどのようなものがあるのかをご紹介します。
最初が肝心「初頭効果」
初頭効果とは、最初に得た情報や第一印象が記憶に残りやすいという心理効果です。
第一印象の影響はその後にもしばらく続くためとても重要です。
ウェブサイトなら表示した時に最初に見える範囲(ファーストビュー)が重要ということです。
ファーストビューには、一番伝えたいメッセージを訴求し、強く印象づけさせることがポイントです。
人の第一印象は6秒で決まると言われていますが、ウェブサイトの場合はもっと短く、個人的には最初の2~3秒で第一印象を抱く感覚があります。
つまり、この一瞬で良い印象をもってもらえないと、すぐに離脱される可能性は高くなります。
今一度サイトのファーストビューを見直してみて下さい。以下のような印象を持ったら改善を検討しましょう。
改善を検討したい印象例
- 何について書かれたページかが、ぱっと見で分からない
- 商品・サービスの特徴や強みが訴求できていない
- 報がごちゃついていたり、文字が小さくて読みづらい
- 商品・サービスと画像やデザインのイメージがかけ離れている
これはコアエナジーという野球ベルトのランディングページのファーストビューですが、このベルトの最大の特徴は「12球団、200名以上のプロ野球選手が愛用している野球ベルト」ということです。
メインコピーはシンプルに特徴を訴求し、バッティングの画像を使って、野球に関係するサイトと一目で分かるようになっています。
ユーザーの興味をひく「バーナム効果」
バーナム効果とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な記述を「自分に当てはまること」だと錯覚して捉えてしまう心理の現象です。
ウェブサイトでよく見られる活用方法は「こんなお悩みはありませんか?」と質問項目をあげることです。
質問に対して「そうそう、それそれ」、「これは自分のことだ」と共感してもらえると、警戒心も和らぎ信頼を得やすくなります。
つまり、聞く耳を持とうとする状態になっているため、サイト内の情報をしっかり読もうとするきっかけになります。
弊社サイトでも、このテクニックを取り入れ、インターネット活用に関する代表的な悩みを挙げています。共感を生むことも大切ですが、同時に弊社の提供サービスとマッチするようなターゲットユーザーの絞り込みを行っています。
あなたが提供されるサービスや商品ではユーザーのどんな悩みを解消できるか考えてみてはいかがですか。
多数の人が使っているから安心だと思う「バンドワゴン効果」
バンドワゴン効果とは、多数に人気のあるものに魅かれる心理効果です。
「みんなが持っているから私も欲しい」なんて思ったことはありませんか?
人は周りの評判や流行によって安心感を得る傾向があります。
この手法は様々な活用例があります。例えば「販売件数〇〇〇件」と実績を出す、お取引き実績やお客様の声を掲載する、ECサイトならレビューを表示することで、ユーザーに安心感を与え、問合せや注文の後押しをします。
弊社サイトでは、お客様の声としてお取引のある企業様にご協力いただき、コメントを顔写真付きで掲載させていただいてます。
また、ECサイトではレビューを掲載しています。
まとめ
普段何気なく見ているウェブサイトには実は心理学を応用した仕掛けがたくさん潜んでいます。
心理学を勉強すると、こういうことか! と納得できることもたくさん出てきますし、戦略的にウェブサイトの構成を考えることができるようになります。
ウェブサイトに是非取り入れてみて下さい。