あなたもこんなことを思ったことはないでしょうか。
お店や会社であれば来客数は数えれば分かりますが、Webの話になるとちょっと難しそうですよね…。
実は、Webサイトのアクセス状況は「アクセス解析」ツールを導入することで見られます。
さらには、アクセスのデータをさまざまな角度で見て分析することで、より集客や売上を増やすことだって可能なのです。
そこで今回は、Webサイトのアクセスを見るべき理由とおすすめのアクセス解析ツールを紹介します。
まだアクセス解析ツールを導入していない方は、この機会に導入してみてくださいね。
先に結論から言うと、アクセス解析ツールならまず「Googleアナリティクス」を導入してみてください。
もっとも普及しており、たくさんの書籍やWebの記事が見つかるので、困っても自分で解決できます。さらには高度な分析もでき、無料で使えますよ!
なぜWebサイトのアクセスを見るべき?
Webサイトのアクセスを見ることは、Webマーケティングをする上で欠かせません。
なぜなら、アクセスを見て分析することで、現状の把握と改善すべきポイントがデータに基づいて分かるからです。
もしWebサイトへのアクセスが分からない時を考えてみましょう。
30ページあるWebサイトの一部リフォームして、より読まれるようにしたいとします。
しかし予算は3ページ分しかありません。いったいどこを改修すべきでしょうか?
おそらく見当も付かず、何となくイケてないページを改修することになりそうです。
しかし、本当にそのページが改修すべきだったのかは分かりませんよね。
このようにデータ無しだと、何が良くて何がダメで、どこから直すべきか優先順位が付けられないのです。
場合によっては、せっかくやったことが逆効果で、時間もお金も無駄になるなんてことも起きかねません。
正しい判断をし効率的にWeb集客をするためにも、Webサイトのアクセスは見るべきなのです。
Webサイトのアクセスが見えるとできること
Webサイトのアクセスを見て分析できると、多くのメリットがあります。
そのうち大きく3つのメリットを紹介します。
Webサイトをリニューアルする際の成功確率を上げられる
1つ目に、Webサイトリニューアルの成功確率が上がります。
Web集客を進める上では、どこかで全面的にしろ、部分的にしろ、サイトのリニューアルは必要になることが多いです。
しかし、リニューアルする際は、現状のサイトで何が良く、何が悪いかを明らかにしなくてはいけません。
そうでなくては、せっかくリニューアルしても、「前と大して変わらない…」なんてことも起きかねません。
もしWebサイトのアクセスが見れれば、
- どういったコンテンツがよく読まれているのか
- どういったページでユーザーは帰って(離脱)しまっているのか
- どのページが売上やお問合せに貢献しているのか
などがデータとして分かります。
すると、今まで上手くいっていた部分を伸ばし、上手く行っていない部分を改善することで、リニューアルを成功させられるのです。
Webサイトにあるボトルネックを見つけ改善に繋げられる
2つ目に、Webサイトにあるボトルネックが見つけ改善できます。
ボトルネックとは、瓶の首の部分のことです。ここが詰まっていると、中身が出てきませんよね。
Webサイトでも同じで、訪問したユーザーが問い合わせや商品購入する上で妨げとなる部分(=ボトルネック)が存在することが多いです。
ここを放置していると、どれだけ広告を打ったり、サイトに何百万円を掛けても、結局思うような結果が出ません。
Webサイトへのアクセスが分かれば、このボトルネックを発見しやすくなります。
ボトルネックを解消してあげれば、水が流れるようにユーザーもスムーズに行動し、問い合わせや商品購入に繋がります。
結果として、Webマーケティングでより大きな結果を出すことができるのです。
Webマーケティングの効果検証できる
3つ目に、Webマーケティングの施策が本当に成果があったのか効果検証できます。
Web集客を進めようとすると、必ず何らかの費用はかかります。
リスティング広告やSNS広告などを打てば、当然広告費はかかってきます。
またブログを書いたり、SNSの投稿をしたりすれば、人件費がかかりますよね。
お金や時間を使ったのに「どれぐらい効果があったかはよく分かりません」では、上司から怒られてしまうでしょう。
その点、Webサイトのアクセスを取っていれば、
- Webサイトにどこから来たか(参照元)
- どういったページを見たか(行動)
- 商品購入や問い合わせをしたか(目標達成)
などを調べられます。
Web集客の施策ごとにどの程度の反響があったか、費用対効果(ROI)があるかが数字で分かるのですね。
施策ごとを比較することで、どれくらい売上に貢献しているかも分かるので、より効果の高い施策も打てるようになっていきます。
Webサイトのアクセスを見るツール
世の中にはさまざまなWebサイトのアクセスを見るツールがあります。
その中で、無料でかつ使いやすいものを紹介します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、日本で最も普及しているアクセス解析ツールです。
検索エンジンのGoogleが無料で提供しており、大企業から中小企業、個人まで多くの方に使われています。
Googleアナリティクスの最大の特徴は、豊富な機能と書籍などの情報が充実していること。
100種類を超えるレポートがもともと用意されており、自分で一から分析しなくても簡単に集計結果を見れます。
また自分でカスタマイズしたレポートも作れるため、初心者から上級者まで多くの人が利用しています。
また、Googleアナリティクスは最も普及しているツールなので、情報も充実しています。
専門の書籍はもちろん、インターネット上にも有益な記事が多く掲載されています。
困ったらとりあえずGoogleアナリティクスを導入しておけば間違いありません。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleの検索結果上における自社サイトについての情報が見れるツールです。
Googleアナリティクス同様、定番のツールになっており、無料で使えます。
Google Search Consoleでは、具体的に下記のようなデータが見れます。
- Webサイトのページの表示回数、クリック数、検索順位など
- Webサイトにおけるエラー、検索上の問題点
- どのサイトからリンクが貼られているか(被リンク)
検索エンジンからのアクセス獲得は、Web集客において重要です。
どういったキーワードでどのページにアクセスがあるか分析することで、より検索で見つけられるコンテンツを作れます。
他にもさまざまな用途で使えるので、とりあえず導入しておきたいですね。
Juicer
juicerは、ログリー株式会社が運営するユーザー分析サービスです。
特徴は、グラフィックが美しく分かりやすいこと。
またアクセスユーザーから自動的にペルソナを作成してくれることです。
もちろんユーザーのアクセス数、直帰率なども見られます。
他にも、ユーザーに合わせてポップアップを出したり、どんな企業からアクセスがあるかも調べてくれる機能も付いています。
基本機能は無料で使えるので、Googleアナリティクスなどと併用して使うのが良いかもしれませんね。
まとめ
この記事では、Webサイトに訪れた人を明らかにできるアクセス解析ツールについて紹介しました。
Webサイトへのアクセスが可視化されることで、
- Webサイトをリニューアルする際の成功確率を上げられる
- Webサイトにあるボトルネックを見つけ改善に繋げられる
- Webマーケティングの効果検証できる
といったメリットがあります。
しっかりと現状を分析して、改善に繋げていくことで、お金や時間をもっとも有効的に活用できます。
まだGoogleアナリティクスなどアクセス解析ツールを入れていないなら、ぜひ導入してみてくださいね。