リスティング広告とSEOの違い | 特徴や自社にあった施策の選び方を徹底解説

「リスティング広告とSEOって何が違うの?」
「自社のビジネスにはどちらが合っているかわからない」という疑問を持つ方は少なくありません。

リスティング広告とSEOは、掲載位置や費用、資産性など、さまざまな面で異なります。

これらの特性を理解し、適切な施策を行うことが大切です。

本記事では、リスティング広告とSEOの7つの主要な違いを詳しく解説しています。
また、どちらが自社に最適かの選び方も紹介していますので、マーケティング戦略に役立ててください。

リスティング広告の運用にお悩みの方へ

目次

リスティング広告とSEOの違い

リスティング広告とSEOの違いについて、以下の表にまとめてみました。
各項目について詳しく解説していきます。

  リスティング広告(PPC広告) SEO(検索エンジン最適化)
特徴 検索語句に連動して検索結果に表示されるテキスト型広告。 特定のウェブサイトを自然検索の結果の上位に表示させるための手法。
掲載位置 検索結果の上部に特別枠で表示。 検索結果の自然検索部分に表示。
費用 広告のクリックごとに費用が発生。(クリック課金制) 初期設定にコストがかかるが、長期的には低コスト。
即効性 高い
広告開始後、すぐに効果が見込める。
低い
時間をかけて効果が現れる。
資産性 広告停止後は、効果なし。 コンテンツやサイトの質が長期的な資産に。
掲載順位 キーワードの入札額と広告の品質で決定する。 検索エンジンのアルゴリズムにより決定する。
実施に必要な人手 専門的な知識が必要な場合がある。 長期的なコンテンツ制作やサイトの最適化が必要。

リスティング広告とSEOの特徴

リスティング広告の特徴

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に表示されるテキスト型の広告です。

「検索連動型広告」とも呼ばれ、ニーズのある潜在的な顧客層にアプローチできるため、一般的に高い費用対効果が得られるという特徴があります。

リスティング広告 種類_Google

SEOの特徴

SEOとは「検索エンジン最適化(Searsh Engine Optimization)」の略称です。

SEO対策とも呼ばれ、ユーザーのニーズに対応したコンテンツを提供し、検索エンジンにサイトを正しく評価されるようにすることを指します。

掲載位置の違い

リスティング広告とSEOでは、検索エンジンの検索結果ページにおける掲載位置が大きく異なります。

リスティング広告は、検索結果ページの最上部や検索結果の間に表示されます。これらの広告スペースには「広告」や「スポンサー」などのラベルが付いており、検索エンジンが提供する有料の広告枠であることが明示されています。広告主は入札などを通じて、これらの目立つ位置に自社の広告を表示させています。

一方、SEOによるコンテンツは、通常、有料広告枠の下の自然検索結果の部分に表示されます。自然検索結果の順位は、検索エンジンのアルゴリズムによって自動的に決定されるため、広告とは異なり、特定の位置を購入することはできません。

この掲載位置の違いは、ユーザーの検索体験に影響を与えます。

リスティング広告は目立つ位置に表示されるため、すぐに注目を集めることができます。しかし、一部のユーザーは広告を避ける傾向にあるため、クリック率がSEOに比べて低くなることもあります。

一方、SEOは自然な形で検索結果に溶け込んでいるため、ユーザーに広告という印象を与えにくく、信頼性が高いと認識されやすい側面があります。

リスティング広告とSEOの違い

即効性の違い

リスティング広告は、設定後すぐに検索結果の広告枠に表示されるため、即効性が非常に高いといえます。 特定のイベントやプロモーションなど、短期間で結果を求める場合に特に有効です。 早ければ配信開始した当日から上位に表示され、すぐに反応を得ることができます。

一方、SEOは長期的なアプローチであり、その効果が表れるまでには一定の時間を要します。 一般的に、SEOの効果が検索結果に反映されるまでには数週間から数ヶ月かかることがあり、即時の結果は期待しにくいでしょう。

Googleの公式情報によると、SEOの効果が現れるまでには4ヶ月から1年程度の期間が必要とされています。 ただし、これはあくまでも目安であり、サイトの状況や競合との関係によって変動します。

したがって、短期的な成果を重視する場合にはリスティング広告が適しており、広告コストをかけずに長期的にサイトへの流入を増やしたい場合は、SEOが効果的な手段となります。 

費用

リスティング広告は、クリック課金制(PPC)という仕組みで運用されます。広告が表示された際にユーザーがクリックすると、そのクリック1回ごとに広告費が発生します。 クリック単価は、競合他社との入札によって決まるオークション形式を採用しています。

一方、SEOは基本的に直接的な費用はかかりません。

Googleなどの検索エンジンに対して費用を支払う必要はないためです。しかし、SEOを効果的に実践するためには、専門的な知識とノウハウが必要不可欠です。 自社内にSEOの専任者がいない場合や、適切なコンテンツを作成するリソースが不足している場合は、SEOの専門家やコンサルタントに外注することが求められます。

外注する場合は、SEOコンサルティングやコンテンツ制作、内部対策などの費用が発生します。これらの外注費用は、月額数十万円から100万円以上とケースによって幅があります。

つまり、リスティング広告は広告出稿に直接的な費用がかかる一方で、SEOは間接的に専門家への外注費用などがかかると言えるでしょう。

資産性

リスティング広告とSEOでは、資産性の面でも大きな違いがあります。

リスティング広告は、広告費を支払って検索結果の上位に表示されるため、広告を停止してしまうと、すぐに表示されなくなります。つまり、広告を配信している期間内しか集客効果を得ることができないのです。

一方、SEOは、一度上位表示されれば、継続的かつ安定した集客が可能となります。 質の高いコンテンツを作成し、検索エンジンに評価されれば、広告費をかけなくても長期的にアクセスを集めることができるのです。

したがって、SEOは資産としての価値が高いといえます。 検索結果の上位表示を維持することで、継続的に見込み客を獲得し、ブランド力の向上にもつながります。

ただし、SEOは効果が出るまでに時間がかかるというデメリットがあります。 一方、リスティング広告は即効性があるため、短期的な集客には適しています。

掲載順位のコントロール

リスティング広告とSEOでは、掲載順位のコントロールについても違いがあります。

リスティング広告は入札単価とコンテンツの質によって掲載順位が決まるので、広告ランクの改善や入札単価の調整などで掲載順位をある程度はコントロール可能です。

一方SEOは、200以上の項目によってコンテンツを評価され、掲載順位が決められるので、リスティング広告よりコントロールしにくくなっています。

実施に必要な人的リソース

リスティング広告は、外注することで社内の人的リソースをほとんど割かずに運用できます。広告の設定や運用を代理店に任せることで、社内のマーケティング担当者は他の業務に専念できるのです。

ただし、外注する場合でも定期的な報告会や戦略の打ち合わせなど、ある程度の時間は必要になります。 また、自社の商品やサービス、業界の知識を代理店に伝える必要もあるでしょう。

一方、SEOは外注したとしても、社内の人的リソースを一定程度割く必要があります。 外注先とのヒアリングやコンテンツ内容の確認、修正依頼など、思った以上に時間を取られてしまうことも少なくありません。

加えて、SEOは長期的な取り組みが必要なため、外注先との継続的なコミュニケーションが欠かせません。 社内の担当者がSEOについての知識を身につけ、外注先と密に連携していく必要があるのです。
したがって、人的リソースに余裕がない場合は、リスティング広告の外注を検討するのが賢明かもしれません。一方、SEOに本格的に取り組むなら、社内体制の整備と人材育成を怠らないことが重要です。

リスティング広告とSEOの自社にあった選び方

リスティング広告とSEOのどちらを実施したら効果的かを悩まれる方も少なくないでしょう。下記表は、目的と社内リソースの観点からリスティング広告とSEOを比較してみました。

観点 リスティング広告(PPC広告) SEO(検索エンジン最適化)
施策の目的 【短期的な集客】有料広告枠に表示され、即時にアクセスを増やす 【中長期的な集客】自然検索結果での上位表示を目指し、自然流入を増やす
必要な社内リソース コンテンツ制作担当者
技術的なSEO担当者
広告運用担当者

リスティング広告とSEOの使い分け方

リスティング広告とSEOは、どちらもWebマーケティングにおいて重要な集客手法ですが、それぞれ一長一短があります。Webマーケティングの目的や予算、スケジュールに合わせて、両者の特性を理解した上で使い分けることが重要です。

短期的な集客ならリスティング広告がおすすめ

期間限定のキャンペーンやセールなど、短期間で確実に集客を獲得したい場合は、リスティング広告が適しています。

リスティング広告は、広告の設定が完了すればすぐに配信が開始されるため、即効性があります。また、クリック課金型の料金体系のため、予算に応じて柔軟に運用できるのも魅力です。
ただし、広告を止めれば集客も止まってしまうため、継続的なコストがかかることに注意が必要です。

リスティング広告の効果が出るまでの期間」については以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

中長期的な集客ならSEOに取り組もう

一方、長期的に安定した集客を目指すなら、SEOがおすすめです。

SEOは、Googleなどの検索エンジンで上位表示されるように、Webサイトを最適化する取り組みです。一度上位表示されれば、広告費をかけずに継続的にアクセスを集められるようになります。

ただし、SEOの効果が表れるまでには数ヶ月から半年以上の時間がかかります。コンテンツの作成や内部対策など、地道な努力が必要です。

社内リソースの観点からも判断が必要

SEO対策を社内で行うには、継続的なコンテンツ作成と技術的な最適化が必要不可欠です。

しかし、多くの企業では人的リソースや専門知識が不足しているのが実情であり、無理にSEO対策を内製化しても、質の低いコンテンツを量産するだけに終わってしまうリスクがあります。その結果、かけた労力が無駄になってしまう可能性があるのです。

SEO対策の効果を最大化するためには、専任の担当者を置き、継続的に取り組むことが重要です。一方、リスティング広告の場合は、広告の設定や運用を外部の広告代理店や専門チームに任せることで、社内のリソースを節約しながら効果的なキャンペーンを実行できます。

ただし、リスティング広告を外注する際にも、定期的なレポートのチェックを怠らないようにしましょう。

クリック率やコンバージョン率などの指標を確認し、改善点があればフィードバックを行うことで、広告効果を最大化することができます。また、広告予算の管理にも注意を払い、常にコストパフォーマンスを意識することが重要です。

リスティング広告の運用にお悩みの方へ

まとめ

本記事ではリスティング広告とSEOの違いについて解説しました。

リスティング広告は費用がかかりますが、短期的な集客に向いており、社内リソースがなくても施策ができます。

一方でSEOはすぐに成果は出ませんが、費用を抑えて資産性のある施策が可能です。またそれぞれの特性を活かした施策をすれば、相乗効果が期待できるので、成果を効率よく出せるようになります。

本記事の内容を参考にリスティング広告とSEOの施策を取り入れてみてください。

 

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