Webマーケティングとは?Web担当者になったら押さえておきたい基礎知識

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日本にインターネットが登場してから数十年。

近年では企業においてもWebが活用されるようになりました。

また、社内にWebマーケティングの担当者が置かれることも多くなってきています。

 

そのような中で、Webマーケティングの担当になったものの、社内に詳しい人もいないため何をしたらよいか分からないという声も聞かれます。

 

今回はWebマーケティング担当者になった時に押さえておきたい基礎知識や、Webマーケティングに欠かせないツール、勉強に役立つ資格やサイトをご紹介します。

Webマーケティングとは?

Webマーケティングとは、Webを中心に行われるマーケティングのことです。

主に、Webサイトを用いて行われることが多いです。

最近では、SNSなどWebサイト以外の媒体も含めた「デジタルマーケティング」という言葉も広がってきています。

 

Webマーケティングがこれまでのマーケティングと大きく異なる点の1つとして、施策の効果が全て数値で見える点が挙げられます。

これまであったチラシなどオフラインの施策では、どれだけの人がチラシを見たのか把握が難しいことが問題でした。

 

一方で、Webマーケティングの場合は、何をきっかけにサイトへ来たか、どのコンテンツをどれぐらい見て購入に繋がったのかを全て数値で確認することが出来ます。

Webマーケティングの4つのステップ


Webマーケティングは大きく分けると以下の4つのステップに分けて考えることが出来ます。

Webマーケティングの戦略を考える

Webマーケティングを始めるとき、いきなりウェブサイトを制作したり広告を出して集客しようとすることが少なくありません。

しかし、これは進む方向も分からないままいきなり走り始めてしまうようなものです。

進む方向が間違っていた時には大変なことになってしまいます。

 

そのため施策を行う前には以下の3つの視点で分析を行うことが重要です。

どの方向に進めばよいのか見極めたうえで、自分たちが進むべき方向を決めていきます。

対象となるユーザーを考える

まずは自分たちの商品やサービスを利用してもらいたいユーザーはどのような人たちなのかを考えます。

具体的に考える内容としては、

  • 年齢や性別、年収や家族構成などの基本的な情報
  • 一日の過ごし方
  • 情報(メディアやSNS)との接し方
  • 商品やサービスを購入する理由、解決したい不安や悩み

などがあります。

 

BtoBの場合はユーザーの業種や規模、担当者の役職なども加わります。

対象となるユーザーを考えることによって、マーケティング活動で優先して取り組むべきメディアやコンテンツを絞り込むことが出来るようになります。

競合を確認する

次に対象となるユーザーが商品やサービスを利用したいと考えた時に、比較検討の対象となる競合の確認します。

Web上の競合を調べる時は、実際にユーザーが使いそうな検索キーワードを思い浮かべます。

そして、実際にGoogleやYahooで検索してみてください。

 

検索結果に表示されているサイトは、競合になる可能性が高いです。

実際にサイトを訪れてどのような商品・サービスを提供しているか確認します。

 

また、ウェブサイトだけでなく、SNSのアカウントも確認してみてください。

競合がユーザーとどのようにコミュニケーションを取っているかは重要なポイントです。

自社の強みや課題を把握する

自社の商品やサービスを改めて確認し、ウェブサイトやSNSでどのように発信されているか確認します。

自社の商品やサービスを競合と比較してみてください。

比較によって、自分たちでは強みと思っていたものが強みではなかったり、逆に、当たり前だと思っていたことが強みだったと気づけます。

 

この3つの視点で得られた情報をもとにして、

  • に対して
  • どの方法

伝えていくかを戦略を立て、施策を行います。

 

このように戦略を立てることで、大きな成果を得られます。

戦略を立てて進むべき方向が決まったら、いよいよ具体的な施策を行っていきます。

集客施策

まずはユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらう必要があります。

ここでは主な集客施策について、それぞれ解説します。

SEO(検索エンジン最適化)

SEOとは、GoogleやYahooで検索しているユーザーに、サイトをより多く見てもらえるようにする施策です。

かつては検索エンジン向けにサイトをつくり上位表示を狙うテクニックなどもありました。

しかし最近では、ユーザーが検索して知りたいと考えている情報を分かりやすく伝えることで上位表示するように変化してきています。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahooの検索結果に表示される広告です。

自然検索で表示されるサイトよりも、上部に表示されるのでより多くのユーザーに見てもらえます。

入札単価を設定することでキーワード毎に入札が行われ、他の広告主とのオークションで掲載順位が決まります。

バナー広告(ディスプレイ広告)

バナー 広告とは、ユーザーがウェブサイトを見ているときに表示される広告です。

ディスプレイ広告やアドネットワーク広告と呼ばれることもあります。

 

GoogleとYahooが有名ですが、他にもCriteo やLogicadなどさまざまな媒体があります。

媒体ごとに、広告を配信する対象ユーザーのターゲティングなどにそれぞれ違いがあります。

メルマガ(メールマガジン)

メルマガは、登録してくれたユーザーに対して定期的に情報を送り、購入や申し込みに促す施策です。

メリットは、ある程度興味を持ってくれている人たちに無料で配信できることです。

一般的に、獲得を他の広告より安く行うことが可能です。

 

また、検討期間が長い商品やサービスについては、ユーザーが利用するタイミングまで関係を継続させます。

そして、ユーザーが必要になったタイミングでアプローチしていけます。

SNS(ソーシャルメディア)

SNSは、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokなどのサービスです。

スマートフォンの利用者が増えたことで、今伸びている集客手法とも言えます。

 

ソーシャルメディアでは、自社の公式アカウントを作成して運用していきます。

自社の情報を発信したり、ユーザーとコミュニケーションをとったりできるのが強みです。

 

対象となるユーザー層や取り扱う商品によっては、GoogleやYahooで検索を行うことなく、SNS上で商品の購入までする動きがあります。

接客施策

次に重要になるのが、サイトへ訪問してくれたユーザーが商品やサービスのことに興味を持ってもらい、購入やお問合せに繋がるようにすることです。

LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)

LPOとは、ランディングページを改善し、集客効果を最大化させる施策です。

GoogleなどからWebサイトに訪問した時に、最初にユーザーが目にするWEBページをLP(ランディングページ)と呼んでいます。

また、広告を配信するときなどに特定の商品やユーザーに対象を絞って作られたページのことを指してランディングページということもあります。

 

ランディングページの最適化は多くの人が最初に目にするコンテンツです。

このランディングページを改善することで大きな成果に繋がることが多いです。

EFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)

EFOとは、入力フォームやカートを改善してユーザーの離脱を減らす施策です。

入力フォームやカートはWeb上のゴールに近い場所にあるため、改善結果がWebマーケティングの成果に直接影響を与えます。

多くの場合、ユーザーが最初に接触するランディングページとゴールに近いエントリーフォームの最適化は、重要な改善ポイントになります。

関係を継続する

最後に、商品やサービスを利用してくれたユーザーと関係を継続していく施策になります。

CRM[Customer Relationship Management (カスタマー リレーションシップ マネジメント)]とも呼ばれます。

一度商品やサービスを利用してもらったユーザーに、再利用してもらえるよう良好な関係を築いていくことが重要になります。

 

一般的に、新しいお客様を獲得するコストは、既存のお客様の5倍のコストがかかると言われています。(1:5の法則)

高い収益性を保って競合との競争に勝つためには、既存顧客を大切にすることはとても重要です。

 

また最近は、SNSなどで個人が情報を発信しやすくなってきています。

ユーザーも個人が発信する情報(クチコミ)を参考にして、商品やサービスを利用することが多くなってきています。

そのような面からも、ユーザーと良好な関係を築いていく施策はこれまで以上に重要となっています。

Webマーケティングに有効なツール

ここではWebマーケティングを行う上で基本となるツールについて押さえておきたいと思います。

紹介するツールはWebマーケティングの基本でかつ、重要なツールです。

Webマーケティングを活用しているサイトでは、ほぼ導入されています。

Googleアナリティクス(GA)


https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。

無料で高機能なので、個人から企業まで幅広く使われています。

 

GoogleアナリティクスとWebサイトを連携することで、

  • サイトに訪問したユーザーがどこから来たのか
  • サイトを見ているのはスマホかパソコンか
  • サイトに訪問したユーザーがどのページを見ているのか、

などWebサイト上でのユーザーの動きを調べられます。

 

アクセス解析によってさまざまなことを調べられるため、Webマーケティングを行う上で不可欠なツールです。

 

Googleタグマネージャー(GTM)


https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/tag-manager/

Googleタグマネージャーとは、サイトのコードを直接編集することなく、タグを1か所で管理できるサービスです。

 

Webマーケティングをする上では、さまざまな企業のサービスと連携し、施策や分析を進めていきます。

これらのサービスと連携するためには、Webサイトを編集してタグと呼ばれるコードをWebサイトに設置する必要があります。

 

しかし、Webサイトの運営体制によっては、タグをWebサイトに設置するだけで1ヵ月以上かかることがあります。

これでは、スピードが速いWebで施策を行う上で致命的です。

 

Googleタグマネージャーを使うことで、Webサイトを編集することなくタグを設置して連携することが出来るようになるため、スピードや手間が格段に改善されます。

Webマーケティングの勉強に役立つ情報・資格

Webマーケティングは特に資格がなくてもできる仕事です。

ただ担当者になりたてで何から手を付けてよいか分からない方も多いはず。

そこで資格取得を目標に勉強を進めると、体系的に知識を身に着けることができます。

Googleデジタルワークショップ / Google (無料)


https://learndigital.withgoogle.com/digitalworkshop-jp

デジタルワークショップはGoogleが提供する無料の学習ツールです。

Webを活用した集客や販売の基礎を学べます。

Webマーケティングについてこれから独学で勉強を始める方にオススメです。

ウェブ解析士 / 一般社団法人ウェブ解析士協会 (有料)


https://www.waca.associates/jp/

ウェブマーケティングに必要なスキルや専門知識を認定する資格です。

  • ウェブ解析士
  • 上級ウェブ解析士
  • ウェブ解析士マスター

 

の3ランクがあり、順番に上の資格を取っていきます。

資格の取得を通じてアクセス解析のデータなどを活用した「事業の成果につながる」ためのPDCAを回せるようになります。

Webマーケティング担当者の仕事とは?

Webマーケティングの目的は、Webを通じて自社の商品やサービスを必要としているユーザーに知ってもらい、購入・利用してもらうことで売上を上げ、その後も良好な関係を築いていくことです。

 

Webマーケティング担当者の仕事は、上記の成果を達成するためにWebサイトやSNSなどを運用しながら分析を行い、さまざまな施策を行っていくことです。

 

当然すべてを1人で行うことは出来ません。

そこで、社内だけでなく、時には社外の人や協力会社ともチームを組んでWebマーケティングを行います。

 

Webを中心とした社内外におけるコミュニケーションのハブとして、目標に向けてマーケティング施策を円滑に進めていくことがWebマーケティングの担当者には求められます。

 

参考記事: